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今までの人事塾に参加した経営者には2つのパターンがあります。
A.人事制度で失敗し、その見直しのために参加された経営者
B.人事制度を初めてつくる経営者
人事制度をつくっても運用できない理由が経営者には理解できません。
「有名な先生につくってもらったのに、なぜ人事制度が運用できないのかわからない」
「大手コンサルティング会社の指導を受けたが、難しくて理解できない」
とても不思議そうに経営者は話をします。
しかしこれは当たり前のことです。有名なコンサルタントだとしても、経営者の価値感を無視した人事制度を構築すれば、成功はありえません。
「こんな評価の仕方がいい」
「こんな賃金の決め方がいい」
専門家に言われれば、「そういうことなのか」と思わざるを得ないかもしれません。しかしここに大きな間違いがあります。
自分の言葉で説明できない人事制度は運用することはほとんどできないのです。
それが明白になるのは、実際に人事制度をつくってもらい、運用した段階です。そして、残念なことにそれは実際にそうなってみないと分からないのです。
そういった人事制度に失敗された経営者に私はお話しします。
「人事制度は、経営者が自分の価値観を、自分の言葉で、わかりやすく、簡単に説明する仕組みです。自分の価値観をまとめたものでない限りは運用されることは絶対にありません」
そこで初めて経営者は失敗の理由に気がつきます。
もっとも、失敗したといっても、人事制度を見直すときには100%つくり直す必要はありません。現在の人事制度の中で経営者が納得できない部分、つまり社員が不平不満を漏らすところ、その問題のあるところだけを見直せばいいのです。
人事制度の体系には、
成長支援制度
賃金制度
ステップアップ制度
教育制度
があります。それぞれの制度で問題のあるところを特定し、それを見直す形で作成します。
もちろんその見直しにはノウハウがあります。人事塾や個別コンサルティングでは、その都度タイムリーなコンサルティングを提供します。
一度人事制度で失敗された経験をお持ちの経営者は、想像できないほど自信を失っています。しかし、仕組みづくりのために自分の考え方が明らかにしていく中で、今までの評価や処遇に自信を取り戻されます。
「ほとんど間違っていなかった。そして問題があるところを見直せばいいだけであることに気がついた」
こうなれば、人事制度は「社員を成長させる仕組み」として力を発揮します。
人事制度を初めてつくる経営者の第一声は決まっています。
「私は今まで勘で社員の評価と賃金を決めてきました」
多くの場合、その勘で決めてきたことが間違いではなかったのかという不安を持っています。しかしそれは事実とは反しています。
勘で決めたということは、経営者の経験則に基づいて決めてきたということです。つまり、ほぼ正しい決め方をしているのです。ただ、常に頭の中で判断をしているために、正しいのかどうかを確認のしようがないだけです。
今まで経営者が何を評価してきたのか。
そしてその評価に基づいてどのように昇給・賞与を決めてきたのか
それを可視化します。自分の決めてきたことが1つひとつ明らかになるごとに、経営者は安心していきます。
今までは社員から評価や処遇について質問されても、「頑張れば賃金は後からついてくる」という説明しかできませんでした。これからは違います。
評価の内容についても昇給・賞与の決め方についても、すべて説明ができます。それも経営者自らの言葉で説明ができるのです。
さらには、人事制度ができることによって管理者の指導も明確にできるようになります。人事制度とは特殊なものではなく、経営者の中にあったものなのです。それを可視化すればいいだけなのです。
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