社員が入社してから、定年退職するまで、継続的に成長を支援する制度です。人事制度の要、心臓部です。
一般的に評価制度と呼ばれるものに似ていますが、根本的に異なります。社員を査定するのが目的ではなく、どこを目指して成長すればいいのか、どこまで成長できているのか、どうすれば成長できるのかということを明らかにし、社員の成長をサポートすることがこの制度の目的です。
社員がどこまで成長しているのかを確認し、支援することなしに、賃金を決める仕組みや教育の仕組み、ステップアップの仕組みをつくっても役に立ちません。人事制度をどこからつくったらいいのか悩まれた場合には、成長支援制度からおつくりください。
・社員がどこに向かって成長していいのかわからない
・上司が何を指導したらいいのかわからない
・上司間の評価がばらつく
・社員が自分の目標に向かってどんどん成長する
・どの上司も社員を経営者と同じように評価し、指導できるようになる
成長シート
成長支援制度、そして人事制度の中核を担うのが成長シートです。
どんな勤務態度で、どんな知識・技術を習得し、どんな業務を行い、どんな成果を上げればいいのかがまとめられたシートです。このシートがあることでどこを目指して成長すればいいのかがわかり、また、自分の成長を確認することができます。
成長シートをつくるのは、相対評価をやめ、絶対評価をするためでもあります。
なぜ相対評価をしてはいけないのか。その理由は、優秀でいるためには、必ず相対的に優秀ではない社員が必要だということにあります。
優秀だと言われている社員は、自分が優秀でいつづけるために、自分の持つ優れたやり方を他の社員に教えることはありません。また、自分より高い評価の社員がいる限り、いつになっても成長を認めてもらうことができないという社員を生んでしまうことにもなります。
なぜ多くの企業が相対評価をつづけているのかといえば、明確な成長基準がないためです。だから、今いる社員を比較して、優秀、普通、ダメと判断するしかないのです。
成長シートという社員の成長のゴールを示すことができれば、そのゴールにどれくらい近づいたか、ということで成長を示すことができます。そうすれば、すべての社員を優秀な社員にすることができるのです。
成長支援制度が必要かどうか診断します。下記の項目が当てはまるかどうかチェックしてください。
5つ以上当てはまった場合には、大至急、成長支援制度を可視化することが必要です。
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