成長塾修了企業に聞く - 関東防災工業株式会社様 -

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関東防災工業株式会社様

思い描いていた人事制度を形にすることができました。今、本当にスッキリしています。何の不安もないですね<br />成長支援制度の導入で、従業員が目標に向かって進んでゆく一体感が生まれました

安全と安心のトータルソリューション"群馬県前橋市にある関東防災工業株式会社は、13期生として成長塾に参加。
同社が株式会社ENTOENTOの人事制度を導入した経緯と効果について、代表取締役・宮崎精一氏、ご子息の常務取締役・宮崎慎司氏にお話を伺った。

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1.関東防災工業株式会社について
2.人事制度の導入効果とは
3.成長シートをどのように活用しているか
4.関東防災工業株式会社の成長シートとは
5.社員自らが項目を考えていけるような成長シートに
6.「社長はもっと勉強しなくては...」~社員をきちんと評価する会社を作りたい
7.社員と一緒にENTOENTO成長塾を受講
8.人事制度は自分で作る、と決めることが大事

関東防災工業株式会社について

― 関東防災工業株式会社についてご紹介ください。

「関東防災工業は、24時間体制であなたと建物を守ります。」宮崎精一 社長( 以下、社長 )関東防災工業株式会社は、昭和51年、私が31歳の時に設立しました。電気設備工事、消防設備工事を主に扱っている会社です。
この業界の一般的な流れとしては、建設会社があり、その次に工事を担当する会社があり、そこから電気設備工事や防災設備工事の仕事をいただくことが多いのですが、わたくし共の会社では、その過程を除き、建設会社と直に取引をさせていただいております。
そこが他の会社とは異なる、大きな特徴ですね。
社員数は25名です。20代、30代の社員を中心に、40代、50代のベテラン社員が活躍している会社です。

人事制度の導入効果とは

― 導入後の効果についてお聞かせください。

社長 ) 成長塾には、平成17年に一度参加し、成長シートを作成しました。その後、平成25年の1月から3月まで行われた成長塾に常務と一緒に参加し、2人で改訂版成長シートを作成しました。平成25年7月から運用を始めています。
取引先様からは、「挨拶が素晴らしい」「関東防災工業に仕事をしてもらうと、仕事の中身が違う」というお褒めの言葉をいただくことが多くなってきました。とてもいい感じだと思っています。

宮崎慎司 常務取締役( 以下、常務 )改修工事を指名で任せていただけることも多くなりましたね。
前年度に弊社で改修工事を行った際の印象が良かったということで、「今年度も改修工事をぜひ(弊社で)やってもらいたい」という話がでるようになりました。

社長 ) 指名で工事を行う、というのは、実はこの業界ではあまり聞かないんです。
年間を通じて、厳しい時期もそれなりにありますが、おかげさまで、ずっと黒字できています。
成長シートの運用効果がでてきているのかもしれませんね。
人事制度構築をしたことで、今はとても気持ちがスッキリしています。
不安だらけだったことが、ほぼ解決してきていて...9割は、自分の考えていた会社になってきていると思います。

成長シートをどのように活用しているか

― 御社では成長シートをどのように使っていますか。

社長 ) 弊社では、3ヶ月に一度の面接時に成長シートを活用しています。

常務 ) 1年で全社員が100点を取れるように、計4回の評価をしていくという流れですね。

社長 ) 成長シートを渡して、3日後に集計をまとめます。そして、評価会議を行います。
会議では、評価した社員の評価がどうだろうかということを、評価する側で話し合います。そこで、社員1人1人の評価について、会社として共通の認識を作っていきます。
例えば、ヒゲが好きで、どうしても伸ばしたいという社員がいたとします。それでは、ヒゲを伸ばすということは、果たして会社としてどうなのだろうかと。そういったことも話し合って、問題を共有します。ヒゲを伸ばしていることが、弊社にとってマイナスだと考えれば、「1」になりますね、といった感じですね。
会社としての目標に対して、全員が同じ方向を向くような仕組みになっています。

常務 ) 弊社は、積極性や責任感、そして事故を起こさないことといったように、全部「1」ということがないように考えて成長シートの項目を作っています。
この成長シートは、「1」から「2」に評価が上がっただけでも、褒められるということが、とてもいいと思います。
評価項目が多岐にわたっていますので、上司の立場からも、社員の褒めるべきところが見つけやすいですね。
また上司の立場からしても、部下の成長シートの評価を行いながら、「どこをどう上げていこうか?」と、自分の教育や、指導方針について、自発的に取り組んでもらえるようになったらいいのではと思いますね。

社長 ) 指導できる人が増えていけば、会社もどんどん成長していくことに繋がると思っています。
そのほかにも、成長シートを運用しだしてから、面接の日程がすぐ決まるようになりました。
社員の側からすると、事前にどのような話があるのかが、あらかじめ解っているという安心感と、自分の話を聞いてもらいたいというのがあるようですね。
面接の日を社員が待っているくらいです。評価のことだけではなく、社員といろいろな話もできるようになりました。
とても有意義な時間になっていると思います。

成長シートの一部。部門ごとに構成されている。

― そのほかにどのような活用をされていますか。

常務 ) 成長シートは、企業としてのスタンスを明確にしている一つのものですから、汎用性が高いと思います。本当にいいものだから、いろいろな活用の仕方ができると思います。

事業継承のツールとして

常務 ) 成長シートは、事業継承という点でも活用していけるのではないかと思います。
私自身、会社を継ぐという考えはありましたが、社長の思いで動いてきた会社のもともとのベースというものが既にあり、家族とはいえ、社長の考えていることも、同じ会社に勤めている社会人という目で見ると、なかなか掴みきれない面がありました。
何をすればいいのか?というところで、解らないこともありました。
社員のための成長シートではありますが、こうして社長が、誰にでも見えるように会社の仕組みを明文化したことで、会社を継ぐにあたり、どこを目指していけばいいかという方向や、社員に求めるもの、そして会社の将来像が解りました。
私の中でその安心感を得られたのが、とても大きかったですね。

人事採用のツールとして

常務 ) また、現在、私は採用担当も兼ねています。
就職活動中の学生の面接時に、成長シートを出して、評価項目のところを見せますと、「いいですね」という積極的な意見が返ってきます。
学生たちは、この会社に入社したらどう評価されるのかが、あらかじめハッキリ解っていた方が、安心するのかもしれないと思いました。

社長 ) 中途の採用時にもかなり役立っていますね。
採用後に、あらためて評価を行うことで、どのあたりから仕事をお願いしていこうかということが、とても明確になりやすいですね。

関東防災工業株式会社の成長シートとは

― 御社の成長シートの制作過程についてお聞かせください。

社長 ) まず、大きく4項目、期待成果、重要業務、知識・技術、勤務態度に分けました。
さらに、もう少し成果を出すためには、どんなことをしなくてはならないか項目を一つ一つ、細かく作っていきました。
「項目を明文化する」というところでは、構築する作業は本当に大変でした。
総務・経理・メンテナンス・営業といった部門ごとに作るのですが、部門ごとにもちろん評価項目は異なります。
それを、さらにそれぞれ一般、中堅、管理という3段階にしました。結構な分量になりましたね。
また、会社として年間どれくらい売上をあげればいいかという数字を記入するところもあります。限界利益ですね。そして、経費と経常利益ですね。この成長シートの中に全部入っているんですよ。目標に近づくために、どうすればいいか、部門ごとに分解すれば解るようになっています。

― 項目づくりについてはいかがでしたか。

社長 ) 一番最初に自分が作った成長シートは、社員にここまで成長してもらいたいという思いがあるゆえに、理想像に近いものになってしまっていたと思いますね。現実とのギャップが出てきてしまい、悩みました。
松本先生からは、今いる社員の中で優秀な社員を考えて、それを会社の一番とするようにとのアドバイスがありました。

常務 ) 社長が一番最初に作成した成長シートの項目は裏表の2ページだけでした。改訂版はひとつひとつ項目を掘り下げ、細分化したことにより、6ページに。部門によっては8~9ページくらいのものもあります。
項目は3~4倍に増えましたね。簡単に言ってしまえば、今までは工事ができるということだったのが、改訂版では具体的に「何の」とか、「どのように」とか、そういったところをはっきりと具体的に解るように作りました。
改訂版をはじめて渡したときは、社員はびっくりしていましたね。量が今までの倍でしたから。
項目は確かに増えましたが、漠然としていたものがはっきり具体的になったことで、評価する側の社員からは、以前よりさらに評価がしやすくなったという声もありました。
部長は部下を8人くらい評価するため、結構な量になってしまったんですが、今回の改訂版成長シートは、翌日には評価が終わっていました。 また、項目を細分化したことによって、評価の精度は高くなったように思います。

社員自らが項目を考えていけるような成長シートに

― 今後はどのように成長シートを運用していきたいとお考えですか。

「社員の成長とともに成長シートも変えていきたい」"常務 ) 成長シートは、社員に対しての、社長と私の希望が含まれているところも結構あると思うんです。

社長 ) 成長の度合いの考え方の違いですね。
その他にも、今後、自分たちが仕事をしていく中で、どんどんいろいろな改善点がでてくると思います。「こんな項目も評価に追加していこう」というような。

常務 ) 今回の改訂版成長シートも、第1回目は部課長会議の中で、実際の評価を行う上司の側からも、項目が現状に合っているかどうかチェックをしてもらいました。

社長 ) 社員も成長シートの評価項目作りに参加することが大事かなと考えています。
「会社としてはこういう考えで、ここまで来てもらいたいんだけれども、皆はどうだろうか」という感じで、それぞれの部門ごとに社員と相談していこうかと思います。
そうして社員全員で評価項目を考えて作っていくことで、この項目はこんな意味があるんだとか、どういう方向に向かっていこうとしているのかとか、その場ですぐ理解の共有をすることができるのではないかと思います。

常務 ) こちらからの一方的なものではなくて、社員からも、こうなりたい、こう評価してほしい、こういう項目が欲しいといったように、お互いがお互いを、成長させる一つのツールとして、成長シートを利用していくのもいいかなと思っています。
当社の部長が成長塾の全国大会に参加した折、とある会社では「社員だけでなく、パートさんたちにも成長シートを使用していて、しかも項目は、パートさんたちが自ら考えて、運用している」という体験談を聞いたそうです。
こういったやり方を取り入れることは、会社の業績をあらためて社員ひとりひとりが見直すことにも繋がり、「自分たちで会社を作っていく」という、中小企業の一番面白いところを共有することもできるのではないでしょうか。

「社長はもっと勉強しなくては...」~社員をきちんと評価する会社を作りたい

― 人事制度を構築することにしたきっかけはなんだったのでしょうか。

社長 ) 会社を設立し、6年ほどたったときに、大きな損失を作り、社員もゼロになり、潰れそうになったことがあります。
それ以来、社長というものは、もっとたくさん勉強をしなくてはダメだな、という思いが自分の中で大きくなっていきました。
また、私は、上場企業に勤めていた時代に、「評価される」ということに不満を持っていました。
そのため、自分で会社を作った時には、社員に対し、納得のいく評価、不満が出ないような評価をして、昇給や賞与に反映させていきたいという考えがありました。
自分でいろいろ本や資料を買ってきて読んで、書いてあることを参考に、試行錯誤。見よう見真似でやってみましたが、なかなか納得のいくような人事制度を作ることはできませんでした。
評価項目についても、具体的にどうしたらいいのか、どういうものがいいのかを、ハッキリ決めることができませんでした。
人事制度構築のコンサルタントに相談して、作ってもらったこともあります。運用してみようと思いましたが・・・「製造業の人事制度」をそのままそっくり持ってきて、こういうのはどうでしょうかというやり方でしたので、弊社では使い物にならないと思って、実際に使うことはありませんでした。
私は全国の中小企業の経営者で構成される「中小企業家同友会」という会に入会していまして、そこで経営についての勉強会に参加したり、相談に乗ってもらっていました。
ちょうどこれらのことでいろいろ悩んでいるときに、株式会社ENTOENTOの松本先生も「中小企業家同友会」の会員だということを知りました。
同友会新聞に広告が載っていたのです。
さっそく人事制度の相談をしてみようと思いたち、すぐに連絡をしました。

社員と一緒に成長塾を受講

― 受講された感想をお聞かせください。

「成長塾参加は大成功だと思っています」(宮崎精一社長 )成長塾では、集まった他社の経営者とグループディスカッションをしながら、業種や業界の垣根を越えて、評価や面接の仕方、社長の指導方針といったような話をたくさん聞くことができました。
「そんないいことをやっているんだな、じゃあうちも参考にしよう」っていう発見がたくさんありましたね。
共通の悩みを抱えたいろんな企業の方の話を聞くことができる集合型コンサルティングは素晴らしいと思いました。時間が足らないくらいでした。

常務 )講義の時間は、2時間ほどだったと思います。
一つに火が付くと、参加者全員で、ああじゃない、こうじゃないって熱い議論になっていました。
全国各地から、同じような悩みをもって、成長塾に参加している共通の仲間がいる、ということを感じました。嬉しかったですね。

社長 ) 疑問点を即座に解決してくれるところも、良かったですね。知りたいことがあって質問をしたら、ぱぱっと即座に返ってきました。
松本先生からは「人事制度は作ってもらうものではなく、自分自身で作るもの」ということを教えていただきました。
成長シートを作るにあたり、各項目の評価を、具体的にどのようにつけるかといった悩みがありましたが、そのことについてもハッキリ教えていただきました。
例えば、新入社員の時は経験も浅いから、30点でもマルですよって。「まずは真面目に会社に来ればいい」そこからスタートですよといった感じに。
どんどん自分の中で描いていた人事制度の形が明確になっていきました。

常務 )私自身も、松本先生と直接お会いして話を聞いたことで、社長から聞いていた成長シートの考え方が、よりハッキリと理解できました。

社長 ) 成長塾には私ひとりだけ参加したのではありませんし、全国大会には、常務はじめ2人の部長も参加しましたので、費用は掛かりましたが、参加した社員が「この人事制度は会社にとって必要であり、大事なこと」と認識してくれただけで、大成功だと思っています。

常務 )社長や私から言うのとは少し違うというか。松本先生の話を聞いたり、同じような立場の人とディスカッションをしていくことで、これまで持っていた考え方が、さらにいい方向に広がっていったのだと思います。
我々では絶対にできないことでした。効果はあったと思います。

― 松本先生の印象はいかがでしたか。

社長 ) 松本先生の印象は、非常に「情熱的な人」でした。親しみやすさもあって、いいなって思いました。
懇親会でお会いしたときや、電話での質問に対しても親身になって教えてくれました。
松本先生のご自身の体験に基づいたところからも、いろいろ教えていただき、勉強になるところが多かったです。

― 受講後、御社ではじめて人事制度を導入すると決めた時、社内でどのような反応がありましたか。

社長 ) 人事制度構築に取り組んだわけですが、ベテランの人、次に会社を任せてもいいかなと思っていた人、面倒をみていた人・・・4、5人の社員が去っていきました。非常に残念でした。
原因は他にもあったと思いますが、やはりこの人事制度導入の問題もあったようですね。「評価される」ということに抵抗があったのかもしれません。「そういうものの考え方にはついていけない」ということでした。
けれど、目指す方向が違っているなら、残念だけれど、仕方がないなって。それなら、ついてきてくれる人と一緒に、関東防災工業株式会社という船に乗って頑張っていこうと。この成長シートを導入することで、自分自身も腹が決まったように思いますね。

人事制度は自分で作る、と決めることが大事

― これから人事制度を作ろうとする人へのアドバイスをお願いします。

社長 ) 結論としては「人事制度は自分で作るしかない」ということですね。そして最良の人事制度を作るためには「成長塾に参加するしかない」っていうことですね。そして、「作りきる」という思いですね。もしかしたら、参加するだけになってしまう会社もあるかもしれません。でも、一度、「どんな形でも完成させる」ことですね。
「完璧でなくてもいい」って、先生もよくおっしゃっていました。
そして「作ったら実行」、人事制度を運用する「流れを社内に作る」ことですね。
社員に評価してもらう、上司にも部下を評価してもらう、そして上層部で評価会議でやるというような、一連の流れが大事ですね。
ともかく社長自らが、腹をくくって、集中して一生懸命やることが大事だと思います。
私もとても時間がかかりました。相当悩みました。けれどそれを頑張って乗り越えた今、本当にスッキリしています。何の不安もないですね。

常務 )社長自身も、ずっと悩み続けて、考え続けて、それでも全く浮かばないっていう苦しい状況があったようです。
それこそ腹をくくってずっと考え続けるような覚悟をもって、「この期間は集中して作る」と決めるのが一番いいかもしれませんね。

― 今後の抱負をお聞かせください。

社長 ) 一つ目は、どこにもないような会社、人ができないようなことにも、挑戦していくような会社を作っていきたいと思います。
二つ目は、新卒で採用した人が65歳で無事に定年を迎えられるような会社を作っていきたいですね。長い人生の中で、結婚して子供が生まれて、希望すれば大学にも行かせてあげられるような・・・。関東防災工業株式会社に入社した社員が「いい会社に入ったなあ」って、そう言ってくれたら、それだけで満足ですね。そういう想いが、会社が存続していくための、重要なポイントかなと思っています。

― 株式会社ENTOENTOに期待することをお聞かせください。

常務 ) これからの日本を背負っていく世代、20代、30代向けの人たちを対象にしたセミナーや会合が開催されたら面白いのではないかと思います。
私自身、同年代の方と討論をすることで、物の見方、考え方、いろいろな発見がありました。刺激になりましたね。
感覚的な話ですが、同じことを同世代から言われるのと、そうでない世代から言われるのとでは、また違った印象がありました。
若い世代の人たちを対象にしたものを先生が提供して下さったら、これからの日本のためになるのかなって思いました。

社長 ) 群馬県の中小企業家同友会の若い人たちも、松本先生の考えを学びたいと言っていますね。私も機会があれば、自身の体験談を話しています。ぜひ群馬県でも、松本先生の講演などをお願いしたいと思いますね。

関東防災工業株式会社の皆様

宮崎精一様、宮崎慎司様、社員の皆様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。


関東防災工業株式会社様のWebサイト
※ 取材日時 2013年


 

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