成長塾修了企業に聞く - 相模原商事株式会社様 -

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相模原商事株式会社様

私は『成長支援制度』を3つの事業に並ぶ重要項目と位置付けています。経営にとって、それだけ重要性が高いのです。

母子"相模原商事は、「成長支援制度」を経営の重要項目と位置づけています。「成長シート」には、業績と連動するよう毎年さまざまな改善を加え、進化させてきました。同社が「成長支援制度」を導入した理由と成果について、代表取締役社長 蛯谷康一氏(写真左端)に伺いました。

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□相模原商事について
■時代のニーズをとらえた事業展開
■就任後まず実行したことは、人事制度改革への準備の着手
■成長塾と出会い、考え方に共感した
■社員全員の賃金を上げたことが、「成長支援制度」の導入をスムーズにした
■命を大切にする事業ビジョン
■「成長支援制度」には3つの事業と同じ重さがある

(相模原商事株式会社について)

相模原商事は、出産用品・育児用品・介護用品を販売する商社です。主なお客さまは、産婦人科・介護施設・一般家庭などです。最近は、男性の育児を応援する「イクダン=育男」というコンセプトを作り、初めて育児をする家庭向けの情報サービスを展開しています。

本社:神奈川県相模原市 創業:1968年 従業員:30名(パート含む)(2013年6月現在)

■時代のニーズをとらえた事業展開

― まず始めに、創業について教えてください。

成長支援制度は経営にとってとても重要性が高いのです1968年に実父である先代社長が創業しました。産婦人科へ「お産セット」を販売したのが始まりです。当時は、子供が生まれる前に、産婦が綿やサラシなどを大量にそろえなければならず、入院準備が大変でした。そこで、産婦に負担がかからないよう、産婦人科がお産用品を用意するようになりました。

弊社は、産婦のニーズを聞いてきめ細かく品揃えをした、オリジナルの「お産セット」を作り、産婦人科に販売しました。その商品が好評で、ベビーブームに乗ったこともあり順調に業績を伸ばしたのです。

― 介護用品事業を始められたのはいつ頃ですか。

介護保険法が施行される10年前の1990年です。介護ベッドのレンタル事業から始めました。将来の日本は、「少子高齢化社会」になるという情報を得たことがきっかけでした。少子化になり、出産が減少すると出産用品の需要は減ります。そこで、逆に増加する高齢者需要に対応する新しい事業を、早めに準備しておこうと考えたのです。

介護用品の事業は、2000年に介護保険法が施行されてから、飛躍的に伸びました。10年間準備していたおかげで、上手くスタートダッシュが切れたことが大きかったですね。多くの会社が新規参入したのですが、大半が準備不足で対応に手間取っていました。弊社は、介護用品の事業を早くから始めていたので、お客さまのニーズをつかめる人材が育っており、商品の準備が滞り無くできたのです。

また、介護用品の事業を地域に根付いた展開で10年間続けてきたことにより、お客さまへの信用につながったことも、事業成功の要因のひとつでした。

■就任後まず実行したことは、人事制度改革への準備の着手。

― 会社を引き継いだ時期と、就任後に行ったことを教えてください。

順調に拡大している介護用品事業先代より会社を引き継いだのは2004年、介護用品の事業が拡大してきた頃です。私は、介護用品の事業が立ち上がった1990年に入社し、その事業部に配属となりました。現場の営業を5年経験した後、中核事業である出産用品の事業を9年間経験し、2004年に社長に就任しました。

就任後、まず人事制度改革の準備に着手しました。現場で働いていて、最も難しいのは人の評価だと感じていたからです。その頃は、社員から「なぜそのように評価したのか」と問われたときに明確な評価基準がなく、頑張った人への公平な評価の為に必要だと考えていました。

― その頃の人事制度はどのようなものだったのですか?

自治体が推奨している人事制度を、そのまま導入していました。弊社の実情とは大きくかけ離れた査定基準でした。そのような状況では、優秀な社員ほど不満がたまり辞めてしまいます。人事制度をなんとかしなければ、会社がいつか行き詰まるだろうと不安を感じていたのです。

■成長塾と出会い、考え方に共感した。

― 成長塾にはどのようにして出会ったのですか。

松本社長のメルマガです。ネットで人事制度を調べていて見つけました。「人事制度は会社によって違う。社長がもともと持っている評価基準を大切にする」「人事制度は、社員の成長のために作成するもの」「成果主義では会社は永続しない、理念や社風を大切にすることが会社の未来をつくる」という考え方に共感しました。

松本社長の著書を読み、売上実績や結果より社員の成長のプロセスの方が、より大切なことを知りました。そして、2008年に成長塾を受講したのです。

― 成長シートはどのようにして作りましたか。

他社の「成長シート」を手本に作成しました。成長塾には先輩方が作られた「成長シート」が数多くあるのです。その中から自社に参考になるものをピックアップし、社内に伝わりやすい表現に置き換えました。手本があったことは有難かったですね、迅速に導入できてとても助かりました。成長塾は、使える成長項目の宝庫です。

― 成長シート作成後の動きを教えてください。

とにかく「成長シート」を使ってみました。成長塾の全国大会があるのですが、どこの会社も、手本をもとに作成した「成長シート」を、素早く導入していました。早く導入して、「成長シート」の評価項目を、実践で試行錯誤しながら改善している会社ほど、業績が良くなる実例が多かったのです。また、自社の優秀な社員の行動を手本にして作成することで、実践例のビジョンが示しやすくなりました。

結果を出すためには、できるだけ早く「成長シート」を作成し、まずは動かしてみることが大切だと気づきました。そのことが、迅速なスタートにつながりとても役に立ちましたね。

毎年進化し続ける成長シート

■社員全員の賃金を上げたことが、「成長支援制度」の導入をスムーズにした。

― 成長シート導入時に気をつけられたことはありますか。

人事制度を変更した直後は、社員全員の賃金を少し上げました。その理由は、賃金が下がると新しい人事制度が悪者にされてしまうからです。新しい査定で賃金が下がると、必ず不満がでます。その不満は、自分の仕事内容ではなく、新しい人事制度に向かうのです。

社員は、新しい人事制度を素直に受け入れたことにより、「会社は社員に成長して欲しいと願っている」という本来の意図を、正しく理解したように思います。

― 成長シートの項目で、最も重要と考えられているものを教えてください。

行動姿勢を見える化を促進するポスター「行動姿勢」です。

弊社では、成長塾で「勤務態度」と言われている項目を「行動姿勢」と言い換えています。

社内での態度が良く明るい笑顔の人は、お客様の前でも自然と同じ「行動姿勢」となり、良い成果が残せます。

社内での「行動姿勢」が悪い人は、お客さまの前でも同じように悪い「行動姿勢」が出ます。お客さまから良い評価を得られず、成果が上がらないのです。

そして、「行動姿勢」と合わせ、「積極性」と「報・連・相」の3項目を、基本の評価項目と位置づけています。いくら「知識」や「技術」の点数が高くても評価しません。

この3項目ができている人は、「自社の利益を優先せず、相手の立場で考え行動する」という会社の理念を良く理解している人だからです。

― 成長シートと業績は関連しているのでしょうか。

はい、関連しています。いくら個人の成長項目の点数が高くても、業績と連動していなければ意味がありません。お客さまに支持され、収益が出る事業が実施できているかどうかが重要です。

お客さまのニーズは毎年変化していきます。成長シートは、一度作ったら終わりではありません。お客さまニーズの変化にいち早く対応し、収益の出る事業になるよう、成長項目のPDCA(計画 Plan ・実行 Do・検証 Check・改善 Action)を繰り返し、進化させることが大切だと考えています。

― 成長シートはどのように進化しているのでしょうか。

全員分の「成長シート」を掲載している経営計画書2011年より、全員の成長シートを経営計画書に掲載しました。各人の成長シートを社員間で意識することにより、互いの成長を支援しあえる風土を作るためです。

今年は、「知識」と「技術」の項目を「知識技術」に集約し、新たに「実践行動」の項目を加えました。メーカーであれば「知識」や「技術」の比重が高くなりますが、弊社は営業主体の商社なので、「実践すること」「行動すること」がより重要です。その意識を明確にするため、「実践行動」という項目を新たに作ったのです。

「実践行動」は、各人の「重要業務」と上司からの「期待」に対して、具体的に何をするかを本人が考えます。そして、決めた内容は経営方針発表会で発表します。全員の前で発表することにより、やり遂げる意識が強くなり、良い結果につながっています。

■命を大切にする事業ビジョン

― これからのビジョンをお聞かせください。

中核事業である出産関連のホスピタル事業部は、10年後も会社の軸であることに違いはありません。しかし、少子化の流れの中で確実に出産用品のマーケットは縮小します。その変化に対応するために、弊社の原点である「産婦さんのニーズ把握」をより強化し、2~3年後のマーケット予測をしっかりと行います。

介護関連のホームケア事業部は、マーケットの増大にともない競争がさらに激化します。そのために、人材教育を強化していきます。全員が「福祉用具専門相談員」の資格を持っているのですが、まだまだお客さまのニーズの全てに対応できているとは言えません。いかなる相談がきても親身に対応し、的確に即答できるようレベルを上げていきます。

今年スタートしたネット事業では、夫が家事や育児に積極的に関わる新しいライフスタイル、「イクダン=育男」の認知度アップを目指します。新米パパをサポートすることが、家族の笑顔につながると考え、気軽に育児に取りかかれる「イクダンお世話4点セット」や「イクダンオムツ替え助っ人セット」を開発しました。

― それはなかなか面白いコンセプトですね。他にもありますか。

ある大学の教授が開発した「妊娠体験システム」を商品化します。これは、コンピューターを使って、妊娠を疑似体験できるシステムです。赤ちゃんの胎動、大きさ、重さなどの変化を感じることができます。「イクダン=育男」に、産婦と同じように子供を育てる楽しさを実感してもらえるシステムです。

そして、初めての子育て家族に「産後きずなメール」を配信する事業を、相模原市とNPO法人との協働事業で今年の7月より開始しました。これは、産婦人科の先生が監修した、母親の産後の身体、生活の変化や子供を安心して育てられる情報を3日に1回、1年間届けるという仕組みです。相模原市の育児相談窓口とも連携し、初めての子育て家族が、孤立しないよう支援していきます。

■成長シートには3つの事業と同じ重さがある

― 最後に、ENTOENTOへ期待するものをお聞かせ下さい。

事業を伸ばすには、社長の意向を社内に浸透させることがとても大切です。「成長支援制度」は、社長の意向を評価項目にしっかりと反映する人事制度です。社員は、評価項目を理解し成長すると高い評価がもらえるので、社長の意向は自然に徹底されます。私は、「社員が成長すれば、事業は必ず拡大する」と確信していており、「成長支援制度」を3つの事業と並ぶ、経営の重要項目と位置づけています。

「成長支援制度」は、これからも社内外の変化に対応して進化させていかなければなりません。成長塾参加後も、ENTOENTOさんからは学ぶことが沢山あります。

今後も、定期的なアドバイスを含め、ENTOENTOさんには末永く支援をお願いしたいと思っております。

Welcome 相模原商事株式会社 いつもありがとうございます

相模原商事株式会社様、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。


相模原商事株式会社様のホームページ
※取材日時 2013年6月


 

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