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第217話 自分への投資が最高の投資

2024-07-16

若い人たちが心配していることの一つに、将来の年金問題があります。そのため、老後に向けた投資をする動きが盛んになっているようです。新NISA関連のセミナーが開催されると、参加者のうち約半分が20代という会場もあるそうです。それほどまで若い人たちは将来のことが心配になっているのでしょう。

今、日本では株高が話題になり、投資に関心を持てる環境が整いつつあります。中には、社員の投資に積極的に関与し、社内で投資の勉強会を開催する会社もあるようです。

しかし、この勉強会の前に、最も強調しておかなければならないことがあります。それは、社員にとって最大の投資先は「自分」であることです。

何らかの縁があって入社したその会社で成長することが、最も良い投資になります。入社後、この会社でプレーヤーの仕事を経験し、やがてマネジメントの仕事をするように成長していくことで、社員は入社から定年までの約40年間、自分の価値を最大限高めていくことができるのです。これにより社員の賃金は成長の後からついてくることになります。

もっとも、賃金は社員の成長の後からついてくることを社員に説明できる人事制度をつくることが大切です。この会社でプレーヤーとして優秀になり、マネジメントの仕事でも優秀になる。こうした自分に対する成長のための投資をしっかりとしていくことが必要であると理解されていかなければなりません。そして、実際にそれを行動に移していかなければならないでしょう。

投資は基本的にリスクのあるものです。「ハイリスク・ハイリターン」という言葉があるように、高いリターンを求めれば、どうしても高いリスクを背負わなければなりません。

しかし、社員が自己育成していく、能力開発をしていくことは「ローリスク・ハイリターン」です。自分に対する投資は、退職時まで続きます。会社の成長の方向性と一致していれば、複利でリターンがあります。全くリスクはありませんが、そのリターンはとても大きいものになるでしょう。

この説明と教育を企業は社員が入社した最初に行わなければならないでしょう。この会社で優秀に成長していくことがあなたの価値を高めることになり、そして賃金が後からついてくることをしっかりと説明できる会社にならなければなりません。

将来のリスクを考えると、金融投資をすることが当然になってきた時代かもしれません。しかしそれ以上に重要なのは、自分の価値を高めるために自分の“時間”を自分に投資することです。時間だけは貯めることができませんので、やらなければ最終的に後悔することになるでしょう。

後悔しないためには、自社で働いている60歳以上の社員の人たちから話を聞くことです。どのような人生を過ごせば自分にとって後悔のない人生を過ごすことができるのか。その答えを持っている60代過ぎの人と話をする機会を設けることも、企業にとってはとても重要なことでしょう。

一度しかない人生。老後の人生を考えるためにも、若いうちから自分に対する投資を会社で行うことが必要です。日本はメンバーシップ型雇用です。社員を優秀にすることを企業が積極的に取り組んでいることを、改めて私たちは社員に説明しなければならないときが来たと言えるでしょう。

この自己投資、能力開発ということを、しっかりと社員に説明するための教育プログラムをつくりたいという方は、ぜひ成長塾にお越しください。

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