第262話 上司は部下から「賃金に関する質問」をされています

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第262話 上司は部下から「賃金に関する質問」をされています

2025-06-11

 

 

経営者は知らない、最近の現場でよく起きていることがあります。それは社員が上司に対して「賃金」に関する質問をしていることです。

ほとんどの場合、上司は賃金について明確な回答をすることはできません。大体が「社長に直接聞いてください」となるでしょう。

このとき質問した部下は「上司も賃金について分からない」という事実を初めて知るのです。これは相当ショックでしょう。この会社で成長していくことでどれほど賃金が増えるのか、自分の上司も分からない状態で仕事をしているのですから、不安に思わない部下はいないでしょう。このままでは、社員としてこの会社で成長することにますます不安を持つようになります。

口に出すか出さないかの違いはあるものの、全ての社員は賃金に関心があります。こうした賃金に関する質問に、会社の全ての上司が答えられるようになることで、社員は大きな安心感を得ることができるでしょう。

例えば、成長点数(評価点数)が30点の社員が、上司に対して「私が10点成長して40点になったら、昇給・賞与はどう変わりますか?」と質問してきたとします。

この質問に上司が「あなたが10点成長して40点になれば総合評価はCになり、昇給は○○円増え、賞与は○○円増える可能性があります」と明確に答えられたらどうでしょうか?

また、続けて「ただし、あなたの成長点数だけで昇給・賞与が決まるわけではありません。大事なことは会社の経営目標が実現できるかどうかです。つまり、会社の業績によって昇給・賞与の金額は変わります。ですから、ここに集っている社員全員が一緒に成長し、会社の業績を良くすることで全員の昇給・賞与が増えていきます。一緒に頑張りましょう!」と伝えることで、社員は安心してこの会社で成長しようとするでしょう。

どれほど優れたマネジメントスキルを持っていたとしても、この説明ができなければ部下は指導を受け入れることはありません。この会社で成長することでどのように評価され、昇給・賞与にどのように反映されるのか分からないままでは、上司の指導を受ける気にはならないでしょう。これは、社員の本音です。

もし、上司の部下指導力を高めるのであれば、上司が部下に対して賃金について明確に説明できる仕組みをつくることが必要です。それが実現できるのが成長制度です。

今の「社員の賃金を上げなければならない時代」においては、昇給・賞与を支給するために必要な原資を生み出せるほど業績を向上できるかどうかに会社の存続がかかっています。そのためにも、社員には成長と上司による指導が会社の業績につながり、結果として自分の賃金が増えることを明示しなければなりません。

上司のマネジメント力を発揮させるためにも、成長制度が必要な時代になりました。 成長制度をつくりたい方はグループコンサルティング「成長塾」にお越しください。

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