第288話 新卒採用するための初任給の説明方法は2つ
2025-12-17

今の時代において、新卒採用するための賃金の説明方法は2つあります。1つ目は初任給を大きく上げる方法、2つ目は入社後どのように増えていくかを明示する方法です。
例えば、前者は初任給30万円を提示するが、その後の昇給の方法は分からない。後者はそれに対して初任給は24万円だが、その後どのように増えていくのかを提示します。
初任給とは新卒で入社した社員が、最初に会社からもらう月給のことです。多くの会社が大卒採用に力を入れていますが、最近、ほとんどの大学生は初任給が高い会社を選ぼうとしています。
これは、多くの大学が就職指導の際に「初任給が高い会社を選びましょう」と教えているためです。そのため、初任給が低い会社は、就職活動をしている大学生からはターゲット外とみなされる可能性があります。
しかし、中には初任給が高くても、その後も本当に給料が増えていくのか心配している大学生もいます。そこで、今の初任給が30万円ではなく24万円の企業であれば、入社後どのように給料が増えていくのかを説明することが新卒採用に求められているのです。
実際、初任給が高い会社に入社後「この先も昇給されるか分からない」と不安になる新卒社員が多く存在します。ですから、初任給が低かったとしても、入社後の成長によっては他社の初任給30万円を上回る給料になると仕組みで説明することで、大学生に大きな安心感を与えて採用することができるのです。
初任給が高くないからといって採用をあきらめる必要はありません。入社後、しっかりと給料が増えていく仕組みを持つ会社であることを説明すべきです。この説明に納得する大学生を採用したいものです。
会社が社員の成長や昇給を決める仕組みをオープンにしていることを、人事制度を使って明確に示すことが必要な時代になりました。自社の人事制度を学生に見せながら説明することで、採用力を強めることができます。
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