第296話 いい高校、いい大学、いい会社の神話の崩壊?

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第296話 いい高校、いい大学、いい会社の神話の崩壊?

2026-02-18

 
多くの人が人生の進路を考えるとき、周囲から「いい人生を歩むためには、いい高校に入り、いい大学へ進学し、そしていい会社に就職することが大切だ」と聞かされてきたかもしれません。

以前は、良い会社に入ることが人生のゴールで、それによって安泰な人生を送れると信じられていました。しかし、時代が変化する中で、私はその考え方は正しくなかったことが分かりました。その理由は定年後に実感することになります。それを実感したうちの一人が私です。

現在は、基本的に65歳で「定年」となります。65歳を過ぎた世代の方々に聞いてみると、大企業では65歳で定年退職し会社を去るケースがほとんどでしょう。

ここで人生の道が二つに分かれます。「これまで頑張って働いてきたからと言ってリタイアする人」と「さまざまな理由で他の会社で仕事を探す人」です。

さまざまなアンケート結果によると、65歳以降も働いている人の「人生における満足度」は、働いていない人よりも高い傾向があります。これは大企業出身者か中小企業出身者かという違いを考慮していませんが、一つの傾向として参考にできるでしょう。

特に中小企業の場合は、65歳を過ぎても社員として継続雇用される場合が多いです。事実、経営者から「定年後の社員の評価や処遇」に関する相談が多くあるからです。

65歳を過ぎても今まで働いていた会社で継続して仕事ができる、いわゆる「終身雇用」であれば、その会社で大先輩として扱われ、尊厳を持って好きな仕事を続けられる利点があります。

しかし、大手企業出身者の場合は、定年後も継続して勤め続けられることは基本的にありません。新しい就職先が見つかったとしても、前職の功績は評価されることはないため、尊厳を持って働き続けることは難しいでしょう。

これまで、弊社が行っている「成長塾」を修了された企業は1,400社以上ありますが、その中で65歳以上の雇用をしている企業は既に6割を超えています。まだ65歳以上の社員がいない場合もありますので、この割合はこれから増えることが予想されます。

大切なのは「その人たちは元気に働いているか」です。これまで「成長塾」を受講した全ての経営者は「元気に働いている」と答えています。そうした65歳以上の社員を継続して雇用するには、企業として「定年後も安心して働き続けられる仕組み」が必要です。

例えば、社員としての成長をいつでも確認できる「成長シート」があれば、定年後の社員も成長することができます。さらに、その成長に見合う賃金(成長給)を支給する仕組みがあれば、社員は終身雇用で安心して働き続けることができるのです。

終身雇用は大手企業では難しく、中小企業だからこそできることがお分かりいただけたかと思います。65歳を過ぎた方々から、中小企業に就職したことで老後を輝かしく、年金の心配もせずに元気に過ごすことができ、幸せを感じているという話を多く聞いています。これは中小企業の良さであり強みです。

人材獲得が難しい時代だからこそ、中小企業の良さを大きくアピールして、採用力を高めてください。そして、65歳以降の雇用にあたって、評価や賃金で悩まないためにも、さまざまな働き方に対応できる人事制度をつくることが必要です。人事制度をつくりたい方は、どうぞ成長塾にお越しください。

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