第299話 激動の時代に経営計画書はなぜ役に立たなくなるのか?
2026-03-11

社外の経営環境で混迷を極める現代においては、もはや1年先の経営環境を予測することは不可能でしょう。しかし、それでもこの予測不可能な経営環境を見据え、毎年経営目標を実現するためには何をすればよいのか、組織全体で考えることは決して無駄ではないと思います。
そこで活用するのが、経営目標実現に向けて取り組む内容をまとめた「経営計画書」です。実際、経営計画書をつくるために経営幹部が集まって合宿をしている会社もあります。それは、会社の方向性を全員で考えるという意味では、決して無駄な時間ではないでしょう。
しかし、経営目標の実現で最も大切なのは、激動する経営環境に合わせて経営幹部または経営者として何をしたらよいのか、常に状況判断しながら実践することです。
経営計画書はスタート段階から適宜見直ししていくことが必要でしょう。少なくともその経営計画書の中にある、経営目標を実現するための「やるべきこと」は、最低でも3か月ごとに見直ししていく必要があります。
もし経営計画書に記載されている「やるべきこと」をやりきったが、経営目標に近づくことはなかったという場合、ある経営判断が必要です。それは、その「やるべきこと」を新しいものに見直しすることです。「やるべきこと」をやっていても成果が上がらないのであれば、そのまま1年間続けることは考えられません。
私は前勤務先の魚力で経営計画書をつくったことはありませんでしたが、その代わりに「成長シート」を活用していました。社長・経営幹部は、3か月ごとに「やるべきこと」をやっていたかどうか成長シートで評価し、その上で実際に経営目標に近づいているかどうかまで分析しながら経営をしていました。「あれもこれも行う」という生産性の低い業務の仕方はしていなかったのです。
成長シートには経営目標の実現に向けてやるべきこと(重要業務)を記載します。もし、経営目標の実現に近づいていないのであれば、この重要業務を見直しして、重要業務を適宜入れ替えていました。このように、社内外の環境変化に合わせて見直しできる仕組みがあったことで、年商3億円から176億円になっても組織的に混乱することもなく、経営者と幹部は常に余裕を持って組織運営ができたといえるでしょう。
経営計画書がある方は、その計画書に記載された「やるべきこと」を「成長シート」に盛り込んで、3か月ごとに見直ししてください。経営計画書がない方は、経営者や経営幹部がこれから3か月の経営環境の変化を見極めて、何をしたらよいのかを成長シートに記載して経営をしてください。
環境が激変する今の時代においては、経営計画書よりも成長シートをつくって運用することの方が100倍生産性高く経営目標を実現することができるでしょう。
この経営者・経営幹部の成長シートのつくり方を学んで実践したい方は、ぜひ成長塾にお越しください。また、経営者の飛躍的な生産性向上を実現したい経営者は、TTM(ティーティーエム)研修へご参加ください(TTM研修の詳細は下記リンクをご覧ください)。
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