第329話 社員に”稼ぎ方”を教えましょう

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第329話 社員に”稼ぎ方”を教えましょう

2026-11-04

 

賃上げするためには、稼げる社員へ成長させなければなりません。社員に「稼ぎ方」を教える方法は3つあります。その方法を最大限発揮するには、社員それぞれの成長段階を考慮しなければなりません。

どの組織にも「2:6:2の原則」があります。今いる社員のうち、高い成果を上げている社員が2割、まあまあの成果を上げている社員が6割、これから成果を上げていく社員が2割います。この組織原則の考え方に沿って、「稼ぎ方」を教える方法もそれぞれ変えていかなければなりません。

まず、成果を上げている2割の社員には「成果が上がっていない社員に業務を教えること」が稼ぎを増やすことにつながると教えます。

通常、自分が行っている業務をただ説明しても、相手は簡単に理解することができないでしょう。相手が理解できるように伝えられる工夫が求められます。これができるようになると、成果を上げている社員は「自分のやり方」と「成果が上がっていない社員のやり方」に違いに気付きます。

すると、「この業務をもう少し工夫すれば、さらに高い成果を上げられるのではないか」とヒントがわいてきます。すでに高い成果を上げている社員でも、今以上の成果を上げられるようになるのです。

次に、まあまあの成果を上げている6割の社員には「これ以上の成果を上げるためには業務のやり方を変える必要がある」と気づかせる必要があります。そこで、先ほどの成果を上げている2割の社員からその優れたやり方を教えてもらいます。

同じ業務をしていても、やり方は人によってさまざまです。成果を上げている2割の社員と同じ業務をしているつもりでも、実際には違いがあることに気づくはずです。

同じ業務でも、やり方を変えることで成果の差が生まれます。このことに気づけば、業務のやり方を変えて、今よりも成果を上げられるようになります。この「やり方の違い」を知ってもらうことが、6割の社員に向けた「稼ぎ方」を教える方法です。

最後に、現時点ではまだ成果が上がっていない2割の社員には、どのような教え方が必要でしょうか。

この層の社員は成果が上がっていないため、上司から厳しく指導されている可能性があります。「成果が上がっていないのは、社員本人にやる気がないからだ」と評価されていることもあるでしょう。

しかし、多くの場合はやる気の問題ではないのです。まだ成果が上がっていない社員は「何をすれば成果につながるのか」を理解できていないだけです。

このような成果の上がっていない社員には「何をすれば成果が上がるのか」を示すことが大切です。ですから、こちらも「成果が上がるやり方」を教えるところから始めます。

成果が上がっていない社員の中には「自分には自分のやり方がある」と考えているかもしれません。その考えをいったん脇に置いてもらい、成果が上がるやり方を素直に真似てもらうことが必要です。

真似することで実際に成果が上がれば、その社員は「本当に成果が上がるやり方」を学び、一歩ずつ、稼げる社員へと近づいていきます。

組織の中では、社員それぞれの成長段階によって成果の出方に違いがあります。それは、現在の仕事の仕方に違いがあるからです。そのため、すべての社員に同じような指導をすることはできません。社員の状況に合わせて指導することで、より大きな成果を上げられるようになります。

自社の社員を稼げる社員へ成長させるためには、一人ひとりに合った指導が必要です。既に高い成果を上げている社員には「成果を上げるやり方を他の社員に教えること」、平均的に成果を上げている社員には「今以上に成果を上げるやり方の違いを知ること」、まだ成果を上げていない社員には「成果を上げるやり方を真似することからはじめること」、この3つの教え方を使い分けて、全社員を稼げる社員へと成長させて下さい。

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