第282話 業績向上にマネジメントはどの位役立っていますか?

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第282話 業績向上にマネジメントはどの位役立っていますか?

2025-11-05

 

高市首相の所信表明により、政府は今後も2029年に向け、加重平均で最低賃金1,500円を目指すことを継続するようです。

これから毎年、時間粗利を最低5%以上改善していかなければ社員の賃上げ原資をつくることはできません。それどころか2029年までの5年連続で時間粗利を向上させなければ、いずれは社員の賃金が最低賃金を下回る恐れすらあります。これは間違いなく緊急事態です。

実際に自社の時間粗利を「粗利益÷総労働時間」で計算してみてください。昨年より5%以上向上していますか? この現実を知ると早く社員に成長してもらいたいと考えるでしょう。このとき、通常の経営者であれば「上司が部下をしっかりと指導して成果を上げさせて欲しい」と考えます。そこで、上司にマネジメントの書籍や研修を通して「マネジメント力」を身に付けさせようとするでしょう。

とはいえ、マネジメント力によって自社の時間粗利をどのぐらい上げることが可能なのか、しっかりと知っておかなければなりません。

もともと会社の成果を上げているのは現場で働く社員です。その現場で成果を上げて優秀だと評価された社員が、日本ではステップアップして上司になります。しかし、上司が現場にいたときと今のマーケットでは大きく変わっています。現場で働く社員の成果を上げられる方法は既に変わっていると考えるのが一般的でしょう。

ところが、上司は「部下の成果を上げさせるためにはマネジメントだ」と考え、過去の自分のやり方を指導することがマネジメントだと考えてしまう傾向があります。これでは現場の社員は首を縦にふることはありません。場合によっては上司の指導に強く抵抗するようになるでしょう。

人は理屈で動くわけではありません。上司自身が、現場で高い成果を上げている社員が今のマーケットに合わせて、実際に何を行って成果を上げているのかを知らなければならないのです。

この激変する経営環境で部下の成果を上げさせるのに最も早い方法は、今の現場で成果を上げてる社員がどのような方法で成果を上げているのかを可視化し、全社員に共有化することです。

成果を上げている社員が現場にいること、そして成果上げるためにやっていることを全ての社員に共有化することがとても重要です。これが日本のマネジメントであり、部下指導に必要なことです。

こうした指導内容は、現場の社員にとってみればありがたいものです。なぜなら、現場の社員も今すぐ成果を上げたいと考えているからです。上司が実際に成果を上げている方法を教えてくれるのであれば、そのやり方を実践して成果を上げるようになるでしょう。

もっとも、共有すること自体はとても大切ですが「全」社員がそのやり方をすぐに実行するとは限りません。組織原則に沿って、まずは優秀な社員2割が実行し、次にまあまあの成果を上げている6割の社員、そして最後にこれからだという社員2割が実行するようになるとお考えください。

優秀な社員のやり方が組織の中に伝播することでどんどん成果が上がっていき、最初は素直ではなかった下の2割の社員も、やがて成果が上がる事実を認めて実行するようになるでしょう。

今、日本において大事なことはマネジメントスキルや知識を身に付けることよりも、現場で成果を上げている社員のやり方を全ての社員で共有化することです。それが今日からすぐできる、最も早く成果を上げる方法です。その優秀な社員のやっていることをまとめて共有化することができるシートが「成長シート」です。この成長シートを使ってすぐに全社員の成果を上げてください。

組織の中には成果を上げている優秀な社員が必ず存在します。そのやり方は現場の環境変化によって常に変わっていくでしょう。その変化も常に成長シートを見直していけばいいのです。これによって5年、いや10年以上継続して全ての社員を一緒に成長させ成果を上げることができます。

これが社員の賃金を賃上げするために必要な賃金原資をつくる、日本で一番簡単な方法です。成長シートの作成方法は成長塾で学ぶことができます。

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