第315話 年功序列型賃金は終わりました
2026-07-15

年功序列型賃金制度は、もはや機能しなくなりました。
かつては、長く勤めることでさまざまな経験を積み、組織や企業の業績に大きく貢献できたため、先輩社員が後輩を教え育てる組織風土も自然成立していました。しかし、現在は必ずしも勤続年数と組織貢献度が比例せず、年功序列型賃金を維持できない企業がほとんどです。
そこで重要なのが、「どのような貢献をすれば賃金が上がるのか」を社員に明示することです。しかし、大手企業を含めても、それを明確に明示している企業はほとんどありません。それでも全ての中小企業では、経営者が社員の昇給・賞与を決定しており、例外は1社もありません。
ポイントは、経営者自らが「最も高い賃金を支払った社員」を分析し、その社員の貢献内容を可視化することです。
具体的には、成長シート(社員がどのような業務を行って成果を出せば昇給・賞与が増えるかを可視化するシート)をつくり、その成長ゴールを目指せるよう社員の成長を支援します。
ただし、業績は常に右肩上がりになるわけではありません。業績が悪化した場合には、昇給・賞与が前年度を下回る可能性もあることを、あらかじめ賃金制度に組み込み説明する必要があります。
この賃金制度が明確になると、全社員が互いに協力し合い、企業全体の業績向上につなげようとします。このように社員が賃金を増やす方法を仕組みで約束することで、社員は安心して働くことができます。
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