第265話 優秀な中途社員を採用する方法

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第265話 優秀な中途社員を採用する方法

2025-07-02

 

 

日本では、たとえ業種や職種が同じ会社で優秀だったという社員が自社に転職してきたとしても、同じように優秀だと評価されるとは限りません。

面接の時点では優秀だと思って採用しても、採用後に実際に働いてから評価してみると肩を落とすような結果になることがあります。さらに、採用時の賃金は優秀だと思って決めた金額のため、同じ評価の在職社員よりも高い賃金であることが多く、これが後々大きな問題になってしまうことがあります。

こうした採用の失敗をしないためにも、中途採用をする際は、ある方法を活用して採用しなければなりません。それは自社の「成長シート」を活用して採用面接をすることです。

成長シートは「自社にとって優秀な社員」を基につくられたシートです。採用面接では応募者に成長シートを見せて、記載されている期待成果・重要業務・知識技術・勤務態度の成長要素がそれぞれどのくらいできるのか確認します。

もちろん、このときの評価は応募者本人の自己評価であり、自社における正式な評価ではありません。正式な評価は入社後、最低でも半年間は必要です。とはいえ、試用期間後の賃金を決めるためにも、入社面接の時点で成長シートを活用して、自社における優秀な社員かどうかの確認をしなければなりません。

そしてその際、併せて最終的な評価は採用から半年後の段階で確定すると応募者本人に説明します。これにより、面接時点での評価は高くても採用後は評価が変わる可能性があることを応募者は理解し、「できない」ことを「できる」と自己評価することはなくなります。多くの場合、面接時にこの成長シートで正しい自己評価を考えるようになるでしょう。

どうしても優秀な社員を採用したいという場合は、半年後に評価と一致するよう賃金の見直しができる仕組みをつくらなければなりません。中途採用をしている企業は、この仕組みをつくっておかなければならないのです。

この仕組みがなければ、面接の段階で成長シートに記載されていることを「できる・分かる・守れる」と応募者が一方的に話し、それを会社側が鵜呑みにして高い賃金で採用してしまうことになります。

黙っていても中途社員の賃金が上がっていく時代です。万が一、優秀な社員だと勘違いをして高い賃金にしてしまえば、その後に変更することは困難な状況になりかねません。

前勤務先の会社で優秀かどうかではなく、入社後の自社において優秀であるかどうか。そしてその優秀さを面接時点で判断するために成長シートを活用します。こういったことを仕組み化しなければなりません。

この仕組みによって、中途採用する全ての社員の評価と賃金を一致させることができるようになるでしょう。この仕組みをつくっていかなければ、これからの高賃金化の時代においては社内で大きな問題を何度も引き起こす可能性があります。

中途で優秀な社員を採用する大事なツールこそが成長シートです。この成長シートのつくり方はグループコンサルティング成長塾で学ぶことができます。成長塾を受講することで、自社の成長シートとして完成しているかどうかのコンサルティングを受けることができます。成長シートをつくりたい方は成長塾にお申込みください。

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