第17話 テレワークの最大の問題解決方法をお教えします

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第17話 テレワークの最大の問題解決方法をお教えします

2020-04-28

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※ゴールデンウィークのため、5/5の今週の提言はお休みいたします。
 次回の今週の提言は、5/12の配信予定です。

「当社は初めてテレワークを始めました。自宅で仕事をしている社員から評価に関する質問がありました。なんと答えたらいいでしょうか……」

このような相談をされる経営者が一気に増えました。その社員の質問とは次の通りです。

「自宅でやっている仕事を、私は上司からどう評価されるのでしょうか?」

この質問は、評価だけの質問ではありません。この質問の先には、「これによって処遇(昇給・賞与)はどう決まるのか?」という不安があります。

テレワークによる問題点の1つは、社員が上司の見えないところで仕事をしていることです。上司から見えないにもかかわらず、上司の評価によって昇給・賞与が決まることへ不安を感じているのです。

いつか、この不安は不平・不満に変わります。

不平・不満を持つようになると、テレワークをする社員の成長の阻害要因になる恐れがあります。

多くの場合、正しく評価されないのであれば、そんなに一生懸命頑張っても仕方がないと思うようになるからです。

その社員に対して、事前にテレワークする場合の評価方法を、説明しなければなりません。

今まで日本では「社員の評価をなぜするか?」という質問に対して、100%「昇給・賞与を決めるため」と答えてきたでしょう。

しかし評価をする理由は、成長を確認するためです。つまり一番大切なことは、賃金を決めるためではなく、社員が自分の成長を確認できるようにしなければならないということです。

すべての会社が社員を教育しているでしょう。

その理由は何でしょうか。

教育は社員の成長のためです。

では、自分がどのように成長したらよいか分かる社員はどれくらいいるでしょうか。ほとんどいないと言っても過言ではありません。

この環境のまま、「上司がいる会社」から、「上司がいない自宅」に行ってしまえば、「自分は仕事をどう行えばいいのか分からない」と悩みながら仕事をすることになります。

子どもがいたり、同じようにテレワークをしている配偶者がいたりと、今までとは違った環境で戸惑うことももちろんあるでしょう。

それ以上に戸惑うのは、やはり自分の仕事で成長が確認できないことです。

今までの「昇給・賞与を決めるために評価を決めるための評価シート」という考え方を捨て去る必要が出てきました。

「社員が自分の成長を確認し、成長するための成長シート」という考えが必要です。

「成長シート」は社員の成長のために活用します。「成長シート」の考え方を持たなければ、テレワークをした社員は自分の成長に向かって自律的に仕事をすることができません。

そして最大のポイントが、その成長シートの一番上に記載されている、期待成果です。

テレワークの場合の期待成果の筆頭が「生産性」です。

自宅でやる仕事の生産性を計る指標がなければ、自分の仕事が終わったときに、今日の仕事の生産性が高かったのか、そうではなかったのかを振り返ることができません。

逆にこの振り返りができれば、社員はテレワークの環境の中でも、生産性の高い仕事をする環境への改善を自分で行うようになります。

仕事を終えたときに、「今日は良かった!」と感動して、自分の仕事のパソコンを閉じることができるのです。

1人で仕事をしていても「明日もまた頑張ろう!」という気持ちにする「成長シート」(仕組み)をつくらなければ、社員の成長は足踏みするどころか、逆にマイナスになる恐れもあることを、知ってください。

テレワークを始めた会社はすぐに成長シートをつくってください。



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