第72話 全ての会社で共通している優秀な社員の”ある”特徴は重要

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第72話 全ての会社で共通している優秀な社員の”ある”特徴は重要

2021-07-06

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私は、会社の優秀な社員をモデルにしてつくる「成長シート®」の指導をしています。優秀な社員は会社によって違います。経営者が褒める優秀な社員は、100社あれば100社異なることを私は知っています。

しかし、全ての会社で共通する優秀な社員には、“ある”特徴があります。これを経営者に知って頂かなければなりません。実は薄々経営者も気づいているかもしれません。この特徴は新卒社員であろうと、中途採用の社員であろうと同じです。

それは「素直である」ことです。
組織原則2:6:2の上の2割、つまり優秀な社員の特徴は、会社によって違います。しかし、どの会社でも優秀な社員は素直です。仮に優秀な社員をモデルにつくった成長シートを見せ、「成果を上げるためには、この重要業務をやることだ」と説明した瞬間に、素直な社員はその重要業務をすぐに遂行しようとします。

この成果を上げるための重要業務は、ある日突然苦労なしで発見したわけではなく、「成果を上げるためにいろいろなことに取り組みながら、結果としてやっとその重要業務にたどり着いた」という言い方ができるでしょう。

もし、普通の社員であれば、様々なことにチャレンジし、そして何年もかけてその重要業務を見つけ出し、それを行って成果を上げるようになって行きます。何年もかけたその社員の努力に敬意を表し、実際に成果があると言われた重要業務を遂行する方が、長い年数をかけずにすぐに成果を上げることができます。つまり、上司に「これはいいよ!」と言われたら「そうですね!」と答えてスグに実行することです。

逆に、組織原則2:6:2の下の2割の社員はどうでしょうか。「これをやったら簡単に、楽に成果が上がるよ」と、説明しているにもかかわらず「私には私のやり方がある」と言って抵抗するでしょう。そのため、なかなか成果が上がるやり方にたどり着きません。
真面目であったとしても、残念ながらなかなか成果が上がらないのはそこに理由があります。このことを経営者はしっかりと社員に説明すべきでしょう。

成長シートは優秀な社員をモデルにつくります。その成長シートを見せながらこう宣言してください。

「この成長シートに書いている期待成果を実現するために、一朝一夕でその重要業務を見つけ出したわけではありません。何度も何度も失敗しても、諦めずに挑戦してきた結果、やっと成果が上がる重要業務にたどり着いたのです。このために場合によっては3年~5年もかけた可能性があります」

「それを今この成長シートの重要業務を遂行すれば、その優秀な社員と同じように高い成果をスグに上げることができるのです」

「どうしますか。これから何年間も苦労して、最終的にその重要業務にたどり着きますか? それとも、素直に高い成果を上げるやり方をマネしようと考えますか?」

「早く成果を上げたいのならば、この成長シートの重要業務をマネしてください。そしてすぐに成果を上げてください」という説明が必要でしょう。

経営者は社員に苦労をかけさせるのではなく、楽に成果を上げる方法を指導することが重要です。そのためにもこの成長シートが重要だと社員に思ってもらえる説明が必要です。

今まで以上に早く楽に社員が成長するでしょう。経営者は、社員の指導に苦労するために経営者になったのではありません。



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