第213話 賞与は社員の成果に応じて差をつけてはなぜいけない?

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第213話 賞与は社員の成果に応じて差をつけてはなぜいけない?

2024-06-18

どの会社にも成果の高い社員がいて、成果の低い社員もいます。そうした社員それぞれが上げた成果の合計が会社全体の業績になります。

そのため「成果の高い社員には、たくさん賞与を上げてあげよう。成果の低い社員は、賞与はそれほど上げなくてもいい」と経営者が考えてしまうのは、正直なところ当然だといえるかもしれません。

しかし、本当にそう思っていたとしても、それをストレートに社員へ説明することはNGです。会社全体の業績を下げてしまう可能性が大きいからです。この発言の背景には、経営者が「社員によって成果が違う理由」について誤解している可能性があるからです。

もし仮に、成果の高い社員は「やる気」があって頑張っている、成果の低い社員はあまり「やる気」がなくて頑張っていないというような「やる気」によって成果に違いがあるとすれば、成果の違いによって賃金に差をつける発言は効果があるかもしれません。

しかし、成果の違いは「やっていることの違い」なのです。「やる気の違い」ではありません。
経営者であればご存じかもしれませんが、営業社員の場合、成果を上げるとやる気がみなぎってきます。ですが、同じ社員でも成果を上げられなければ、だんだんとやる気は失われていくのです。「やる気があるから成果が上がる」のではなく、「成果が上がったときにやる気がみなぎる」ことに気が付いてください。

会社の業績を上げる早道は、「成果の高い社員がやっている業務」を成果の低い社員に教えることです。私は人事制度構築のコンサルタントですが、この成果の違いを生み出している業務「重要業務」を可視化する仕事を最も最優先して行っています。成果を上げる重要業務の内容を、成果の低い社員に「成長シート」で可視化し、教えることで社員は今まで以上に成果を上げられるようになりました。そしてだんだん、やる気になっていくのです。

大事なことは、全社員で成果を上げて業績を上げ、結果として全ての社員にたくさんの昇給・賞与を支給してあげることでしょう。もし、この私の考え方に賛同する経営者の方がいるのであれば、「成果の違いによって賃金に差をつける」という発言はやめていただき、次のように発言していただきたいと思います。

「この成長シートに書いてある重要業務をやれば必ず成果が上がります。最初は誰しもが新人であり、重要業務をやっていないために成長点数は20点と低い点数です。しかし、だんだん重要業務ができるようになってくると、成長点数は30点、40点、50点、60点、70点、80点と高まっていきます。そしてゆくゆくは高い成果を上げられるように成長していくのです」

「社員の成長に伴って評価が高まることで、賃金が増えていきます。社員間で賃金が違うのは成長点数が違うからです。けっして差をつけているのではありません。これからもしっかりと学んでこの成長点数を高めていってください」

こうした発言をすることで、この経営者は全ての社員の成長、そして物心両面の豊さを願っていることが社員にはっきりと伝わるでしょう。賃金についてこのように説明できる会社は、社員同士で教え合い、成長し、やはり業績が高まっていくことになります。

賃上げの原資は業績から捻出しますが、業績を上げるためには全ての社員の成長が必要不可欠です。全ての社員が成長するためには、既に高い成果を上げている社員が他の社員に教えることで、より高く評価されるという仕組みづくりも必要でしょう。

全ての社員の物心両面の豊かさを願っている経営者は、賃上げに関する発言には十分気をつけなければなりません。「成果を上げた社員には高い賃金を出す」といった発言により、社員のやる気を落としてしまった会社はたくさんありますが、私はそうした会社を支援してきた実績があります。

「全ての社員がやる気が出るような賃金の説明をしてあげたい。そして成長できるような環境をつくりたい」とお考えの方は、ぜひ成長塾にお越しください。業績を上げ、賃上げ率が7%以上になった会社もあります。

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