第33話  今こそ組織原則2:6:2を活用しよう

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第33話  今こそ組織原則2:6:2を活用しよう

2020-09-01

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「まったく先が見えない、この新型コロナの影響下で私たちはどのような経営施策を打ったら良いでしょうか?」

こんな質問をされることがあります。私ははっきり申し上げます。
「分かりません」
大体相談に来られた経営者は冷たいと言われますが、分からないものは分からないのです。

もしアドバイスができるとすれば、過去に同様の環境下で経営施策を打った実践事例があれば、確かではありませんがおおよそのアドバイスをすることはできるでしょう。

しかし、誰もこの新型コロナの影響による経営環境の変化で、素晴らしいといわれるような経営施策を打ったことがないとすれば、アドバイスは不可能だということです。

つまり、この環境を経験していない以上、さまざまな専門家から発言されることは、すべて予想であり、的確さには欠けるといえるでしょう。

最近もこの新型コロナに関連する書籍が既に50冊以上出版されています。すべてがその著者の予測に基づいた意見でしょう。経験に基づいた発言でないことは確かです。そのため、なおさらのこと経営者は不安で仕方ありません。

しかし、こんな環境でもとても確実なことがあります。

すべての企業には2:6:2の組織原則があります。仮に売上が20%下がったという企業ですら、そこには2:6:2があります。

例えば前年対比(あまりこの評価指標は良くありませんが)が、会社全体で前年対比80%だとしましょう。これが例えば社内を見てみたら、Aさんが前年対比100、Bさんが前年対比80、Cさんが前年対比60だとします。実はこの平均をもって、この前年対比80という会社全体の評価になります。

このAさんの前年対比100というやり方が確かにあります。これを上げている社員が、この激動の経営環境の中でしていることが、経営者が分かっていることが大切です。

もう一生懸命な経営者は、前年対比80に心をうばわれ、その社員が前年対比100という成果を上げていることに注目することはありません。しかし、そのことに注目しなければならないのです。

大切なことは、少なくともこの会社は前年対比100になるだけのものを持っていることです。残念なことは、それをすっかり忘れ、前年対比80を嘆いていることです。

この会社の業績を上げる確実な方法は、前年対比100の社員のやり方を成長シートで可視化し、全社員で共有化をすることです。

先程のBさんがその成長シートを使って、前年対比80から100になったり、また、前年対比60の社員がそのやり方を学ぶことによって前年対比80、100に仮になったとすれば、この成長プロセスですべての社員がこう考えるのです。

「やり方によってはもっと業績を上げることができる」このように厳しい環境の中でそう考える人がいたらどうでしょうか。

その大切な情報を経営者、経営幹部がマネジメントする時の資料として使わなければなりません。そしてすべての社員を元気づけなければならない。そんな時代です。

本を読むよりも、セミナーに行くよりも、まずは我が社の優秀な社員を可視化して共有化することを取り組んでください。全社員がすぐに元気になります。



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