第84話 採用難時代に社員の定着率を高める驚きの方法

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第84話 採用難時代に社員の定着率を高める驚きの方法

2021-10-05

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日々、労働力人口の減少が続く日本では、採用コストがこれからますます高くなっていきます。この先、社員が定着しない会社は、社員の採用コストが経営を圧迫し、全く利益が残らない状況になることが予想されます。場合によっては、存続できない恐れもあります。いわゆる人件費(採用費)倒産です。日本では既にそれに近づいている業界があります。そのため、これからの時代は社員の定着率を高める方法を本気で考えなければなりません。

今、採用の現場で行われているのが「社員の採用時の賃金を上げる」ことです。最も簡単な方法ではありますが、現在在職している社員の賃金とのバランスを考えると、大変な問題に繋がる可能性があります。つまり、初任給を上げるときに、ベースアップのように在職社員の賃金を一緒に上げると、一気に労働分配率が3%以上悪化することも考えられます。これでは一時期の問題ではないため、将来に大きな不安材料をつくることになります。それは、毎年初任給を上げざるを得ない時代になったからです。

一番大切なことは定着率を高めること。つまり、社員が辞めない会社になることです。そのためには、社員が辞める理由を明らかにし問題解決をすることです。

ただ、社員の辞めるときの本当の理由は通常、社員に直接聞くことができません。大手の就職情報誌を発行している会社の、「会社を辞めた社員の本音の理由」のアンケート結果を見ると、評価の問題だったり、賃金の問題だったり、人間関係だったりします。この本音のアンケートを見た経営者は次のように思っています。

「当社を辞める時の社員の理由と全く違う!」

実は社員が辞める時、本音(本当の理由)を言って辞めることはありません。建前の理由を告げて辞めます。この建前の理由は、経営者が引き止めることのできないような理由を言います。本音を言わないため、どうしても引き止めることはできないでしょう。例えば、次のような建前の理由です。
「本当にやりたい仕事が見つかりました」
この理由では、経営者も引き止められませんね。

ではいつ社員に本音を言ってもらうか。それは人事制度をつくって導入する時です。そのときに社員からの疑問や不平不満を全て聞くことです。「まさか?」と思った経営者の方は多いでしょう。人事制度をつくる会社は社員を大切にしている会社です。社員の成長、そして業績の向上につながり、その結果社員の賃金を上げてあげたいという気持ちがある経営者がいる会社であることは間違いありません。そうであれば、人事制度を導入するときに社員のその疑問や不平不満を全て聞き、対応していけば良いのです。

質問の80%は社員の誤解です。経営者は社員の賃金を上げたいと思っているのですから、社員が心配する「賃金を下げる」ことは考えていません。そのため、質問してくる社員はしっかりとその話を聞いてくれます。そして、自分の悩んでいたことは誤解であったことが分かったらどうでしょう。もうその社員は辞めることはないでしょう。

質問の中には20%程度、確かに改善すべき問題が社員の質問の中から出るでしょう。それはしっかりと解決をしていく必要があります。そして人事制度に対して社員が全く不平不満を持たないという状況をつくっておけば、社員は評価や賃金の問題で辞めることはないのです。人間関係もこの人事制度に関わっていることであれば、今まで辞めていった社員の約50%以上は辞めていなかったでしょう。この50%の社員が辞めている理由のほとんどは誤解退職(R)です。

是非、この人事制度導入時に社員の話を聞いて、現時点での不平不満を全て解消してもらいたいと思います。

ちなみに誤解退職の社員を無くすためにポケットブックがあります。詳細はこちらから。
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