第86話 最低賃金1,000円へのアップに対応する秘策とは

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第86話 最低賃金1,000円へのアップに対応する秘策とは

2021-10-19

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今後日本では最低賃金の全国加重平均を1,000円にすることを政府は前々から宣言しています。つまり、今は全国加重平均が930円ですので、平均して70円賃金が上がることを経営者は覚悟しなければなりません。

例えば、今後採用するパートさんの時給を最低賃金にアップすると、現在在職しているパートさんの時給がその最低賃金を下回る場合、合わせて時給を上げなければならなくなります。その変更を続けていたら、「経験のあるベテランのパートさんと新人のパートさんの時給の差が少なくなり困った」という相談があります。

これはパートさんに任せる仕事に対しての考え方に問題があります。パートさんは短時間労働というだけであり、正社員との仕事内容の違いをつくる必要はありません。短時間だから単純な作業をしてもらおうとの発想が元々間違っています。短い時間でも正社員と同じ仕事をしている会社はたくさんあります。パートさんには最初は単純な作業をしてもらったとしても、ベテランになるに従って、社員と全く同じような仕事、例えば一般職層の成長シートがあればその重要業務に取り組んでもらうことも考えてください。

私は前勤務先で初めて新規事業を立ち上げました。その事業は寿司事業でしたが、今の回転寿司業界とは違い、当時の寿司専門業界は全く儲かっていない業界でした。その理由は寿司職人さんの高い賃金が労働分配率を悪化させていたのです。

今の回転寿司が高収益を上げている理由の一つに、職人さんを使わずに事業をしていることがあります。例えば寿司ダネを切るという仕事は、ベテランの寿司職人さんがやる仕事でありパートさんには到底できないと言われていました。ところが実際はパートさんに寿司ダネの切り方を教えると、あっという間にその技術を習得したのです。

そもそもパートさんは寿司ダネを切る仕事をやりたいと思っていました。30年前、寿司屋で寿司を食べられるのは年に1回ぐらいのご馳走でした。もし自分(パートさん)が寿司ダネを切れれば、自宅で簡単に寿司が食べられる。そのような隠れたニーズがありました。

通常であれば当時の時給で2,000円の寿司職人さんの仕事を時給650円のパートさんがする。ほぼ1/3の時給で寿司ダネを切ってもらうことができました。これによって利益がしっかりと出る事業にすることができたのです。ほどなくこのパートさんの時給は800円以上になりました。会社もいい、パートもいい。そのような逆転の発想が必要です。

パートさんが単純な仕事をしているうちは時給を上げることはできないでしょう。これからはパートさんにもっと難しい仕事に挑戦してもらい、時給を上げていくことが必要です。それができれば、今後は全国平均70円最低賃金が上がりますが、パートさんが難易度の高い仕事に挑戦することによって、もっと高い時給にすることができます。

「困った」と頭を抱えても何の問題も解決しません。最低賃金で苦しんでいる会社はたくさんあるでしょう。是非、現在働いているパートさんに難易度の高い仕事に挑戦してもらいたいと思います。そのような準備はされているでしょうか?



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