第125話 稲盛和夫氏と同じ想いの経営者は多い

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第125話 稲盛和夫氏と同じ想いの経営者は多い

2022-09-06

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先日亡くなられた稲盛和夫氏は、経営の目的を「全従業員の物心両面の幸福の追求」としていました。同じ想いを持っている中小企業の経営者は多いでしょう。自分の役員報酬を増やすことよりも、業績を高めて社員に少しでもたくさんの昇給・賞与を出してあげたいと考えている経営者は多いと私は感じています。今まで1,347社の人事制度の構築支援をしましたが、この構築を最後まで諦めずに取り組んだ経営者は全員、間違いなくこの想いを持っていると断言できます。

ところがその一方で残念なことがあります。それは経営者がそのように社員の幸福を考えていると、社員は信じていない可能性があることです。もし社員が「我が社の社長は社員の幸福を考えている」と信じていたら、余程の事情がない限り会社を辞めることはないでしょう。

最近の様々なニュースから、社員の幸せを考えていない経営者がいることも分かっています。こういったニュースを社員が見聞きすると、もしかすると我が社の経営者もその一人と考えてしまう恐れがあります。つまり、経営者の想いそのものはなかなか社員に伝わることはないと知っておかなければなりません。そのため、経営者のこの想いを可視化することがとても重要です。その想いを可視化したものが人事制度なのです。

もっとも、一般的な人事制度は社員の評価を決めて賃金を決めるものであり、それ以上でもそれ以下でもありません。しかし、経営者の本当の想いは賃金を決める以上に、賃金をたくさん出してあげたい、そして幸せにしたいという想いが強いです。その想いを込めて人事制度を可視化しなければなりません。

経営者によって何を評価するかは違いがあります。また経営者によって評価をどのように賃金に反映させているかも違います。しかし、社員を成長させて幸せにしてあげたいという方向性は全く同じです。それを私は1,347社の経営者全員から学ぶことができました。その経営者の想いを可視化して人事制度をつくれば、社員は経営者のその想いがはっきりと分かります。

社員を成長させることは会社の業績を向上させることになる。会社の業績が向上することによって社員の賃金を上げる原資を増やすことができる。そしてこの会社にいる全ての社員の賃金を上げることができる。さらには幸せを考えている。そのことが人事制度で確認することができます。

良い経営者は「当社は良い会社だ」と言っても社員に理解されることはありません。社員を大切に成長させ、業績を向上させて昇給・賞与をたくさん出し、さらに幸せにしようとしていることが分かる人事制度をつくる。つまり、可視化して社員に見られるようにしてあげることが大事です。

可視化することによってどのような効果があるでしょうか。それは今までのたくさんの経営者から報告があるように、飛躍的に社員の定着率が高まり、成長のスピードが向上します。その理由は経営者が変わったからでも会社が変わったからでもありません。単純に今までの経営者の想いを可視化することによって、しっかりと社員にその想いを伝えることができたからです。

「もっと頑張れ!」や「根性出せ!」と言うよりも、今の経営者の想いを形にすることによって、今のこの大変な時代においても社員の物心両面の幸福を実現することができます。このことを社員に可視化して示し、安心して社員が成長できる環境をつくるべきです。

経営者の100の発言は1つの可視化にしかずです。



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