第190話 ワクワクする目標こそが実現しやすくする近道

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第190話 ワクワクする目標こそが実現しやすくする近道

2024-01-09

新年になると、多くの日本人が今年一年間の目標を設定するでしょう。企業においては事業年度ごとに経営目標をまとめて発表しますが、社員は新年になったタイミングで成長目標を設定します。

企業では8時間労働、つまり社員は一日のうち1/3は会社で過ごしていることになります。そのため、社員の人生において会社で成長することは、社会への大きな貢献へとつながっていきます。これを踏まえて、社員の掲げた目標に対して経営者はどのように考えていけばよいでしょうか。

「企業で働く以上、個人の目標は『企業の目標』を実現するためにあるべきだ」が一般的な考えでしょう。ただ、この考え方では社員の目標は「単なる数字だけの目標」になってしまいます。「○○円売り上げを上げる」や「○○件契約をとる」といった目標では、具体的に何をすればよいのか分からず「成長のための達成すべき目標」として機能しないのです。

大切なことは、一歩一歩成長することを目標にするよう社員に理解させることです。そのためには、社員の成長の最終ゴールと、そのゴールに到達するためにはどれほどの年数がかかり、どのようなことをすればよいのかを可視化する必要があります。

会社には3つの成長階層があり、どの成長階層の中でも特に優秀だと評価されている社員がいます。一般階層で優秀な社員、中堅階層で優秀な社員、そして管理階層で優秀な社員。この3つの階層ごとに優秀な社員がいて、それぞれの階層で目指すべき目標があることを全社員に説明しなければならないでしょう。

そして、それぞれの成長階層で優秀な社員に到達するためには、5年から10年ぐらいかかるのが一般的です。その中で長期にわたる目標に向かって、社員がどのような考え方で仕事をしたらよいのか、どのような知識技術を身に付けたらよいのか、どのような重要業務を遂行することが必要なのか。これらのプロセスが全て可視化されていることで、全ての社員はその目標に向かって一歩一歩進むことができます。

「優秀な社員」というゴールに向けて成長することは、それだけの年数をかけることになり「優秀であるか」「優秀でないか」の2種類の評価しかないわけではありません。例えば、一般階層の社員が「一般階層の優秀な社員」という目標に向かって一年でどこまで近づくことができるのか。それが分かれば今年一年間の確かな目標になります。

通常、目標というと数字をイメージしますが、企業の経営目標である数字は社員のプロセスが成長した結果、実現できるものです。そのため、社員は日々の仕事でプロセスを一歩一歩成長させることが重要です。そしてその一歩一歩の成長が評価され、少しでも優秀な社員に近づいていることを実感できれば、成長のゴールがはるか遠くにあったとしても、確実に到達する自信が生まれるでしょう。

目標は全てにおいて「目で見える」ことが大事です。社員からすれば、優秀な社員が目の前にいたとしても、何をやっていて優秀なのか、その内側は全く見えません。それを示すのが成長シートです。それによって社員は、可視化された「優秀な社員がやっている行動(プロセス)」を真似することで、実際に優秀な社員へと近づくことができます。

社員には、今年一年間でどこまで成長したらいいか本音で考えてもらうことが必要でしょう。その目標に向かっていけるように、今年は社員それぞれに目標を示してもらい、それに挑戦できるようにして頂きたいと思います。社員は大きく成長したいと思っています。

社員が大きく成長するための「成長のゴール」を示しているでしょうか?

 


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