第191話 賃上げ率3%を実現する経営目標は全社員が必達

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第191話 賃上げ率3%を実現する経営目標は全社員が必達

2024-01-16

多くの会社で経営目標を設定していますが、全社員がこの経営目標を「必達」だと考えていることは、残念ですがおそらくないでしょう。

組織原則2:6:2の、上の2割の社員と真ん中の6割の社員は、その経営目標を実現しようとするでしょう。しかし、「その目標は無理だ」と、最初から諦めている社員が2割いることも確かです。

このままでは経営目標は実現できません。経営目標が実現できなければ、社員の賃金を上げることは当然できないのです。しかし、社員は業績と賃金が連動していることを理解していませんので、経営目標そのものを本気で実現しようと思っていないのです。

仮に、組織原則2:6:2の全ての社員がこの経営目標を必達だと考えて取り組んだらどうでしょう。どの経営者も、その組織状況がつくれたら経営目標の実現は可能だと思われるでしょう。それでも「しかし」と、やはり現状を顧みて「難しい」という思いが頭をもたげます。

でも、実際にそれは可能なのです。諦めないでください。

社員の処遇は会社の業績によって左右されますが、この教育ができていません。もし、社員に対して今回の経営目標は「賃上げ率3%を実現するための目標」であることを説明できたらどうでしょうか。実際に「この説明の仕方をしたら経営目標に反対する社員がいなくなった」という経営者は多いのです。当然です。賃上げ率3%を実現したいと思わない社員はいないからです。

世の中では3%どころか、2024年4月には6%、7%の賃上げをすると宣言している大手企業があることも、ご存知でしょう。会社から説明がなくても、「賃上げ率」という言葉は社員の間でも会話の中に出てくるようになっています。これが現実です。

その状況を踏まえて、当社の経営目標は賃上げ率3%を実現するための経営目標であると説明をするときが来たといえるでしょう。そして、この説明によって社員の賃上げ率は会社の業績と連動していることを明確に説明することができます。大いなる教育のチャンスです。

さて、ではこの3%を実現するためには、どのようにして経営目標を達成したらよいでしょうか。この答えもそれぞれの会社の中にあります。

どの会社にも、高い成果を上げている社員とあまり成果の上がっていない社員が存在しています。通常は「成果が上がらない社員をどうしたらよいか」を考えているでしょう。そのために日本の研修のほとんどはこの社員のためにあるといっても差し支えないでしょう。社員の研修も上司の研修もここに注目をしています。

しかし、成果の上がってない社員はやる気がないわけではなく、成果を上げるやり方を知らないだけなのです。その成果を上げるやり方は、社内にいる「優秀な社員」が持っていることを改めて知る必要があります。

つまり自社にある成果を上げるやり方を全ての社員が共有化し、成果の上がっていない社員はそれを真似ればいいだけの話です。これにより、賃上げ率3%の目標を実現することが可能になります。

賃上げは、これから毎年続くことになるでしょう。多くの大手企業の経営者がそのように発言しています。そのためには、社員を「賃上げを実現できる社員」として成長させ続けなければなりません。その社員の成長支援ツールとして、「成長シート」は最強のツールといえるでしょう。この「成長シート」を使って毎年社員の賃上げをできる組織になってもらいたいと思います。

もし「成長シート」を活用しても社員の成果が向上していなければ「成長シート」のつくり方が間違っています。社員が成長する「成長シート」になっていますか?

 


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