第192話 優先順位の高い教育と優先順位の低い教育の違い

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第192話 優先順位の高い教育と優先順位の低い教育の違い

2024-01-23

今、激動の環境の中で社員教育がとても重要になってきました。この環境に社員を適応させるために、どのような教育をしたらよいのか考えている経営者が多いでしょう。経営課題の中でも優先順位が高くなりました。

ところが、この教育の優先順位を間違えていることがあります。今話題の「リカレント教育」や「リスキリング」より優先すべき教育があります。自社の中には「組織原則2:6:2」があり、高い成果を上げている優秀な社員が2割、まあまあな成果の社員が6割、これから成果を上げる社員が2割います。その結果として、現在の業績が生み出されています。

このとき、実際の社員の成長点数の平均は50点です。80点以上の社員もいれば、20点の社員もいて、その平均点50点で自社の業績になります。それが具体的に損益計算書に表れていることになります。

このすべての社員を成長させることができたら、すべての社員の成長点数は80点以上になり、会社の業績は現状の業績よりも1.5倍以上になることは確実です。

ここで大切なことは、この業績を上げる方法は自社の中にあるということです。どのように環境が変わったとしても、その環境に適応する社員は自社の中で生まれて高い成果を上げ続けています。そのため、まず自社のすべての社員を優秀にすることが最も早く社員を成長させ、社員の成果を上げ、業績を向上することができる方法です。

つまり、もっとも自社で優先順位の高い教育は、すべての社員を優秀にする社内教育です。

その優秀にする方法は恐ろしいほど簡単です。なぜなら、高い成果を上げている社員はやっていることがあります。これを重要業務といいます。そして、この重要業務を遂行するために持っている知識技術があります。さらに、この会社での考え方、価値観、勤務態度を守って仕事をしています。

そうであれば、社員の教育は何を優先すべきか。それは高い成果を上げている社員のやっていることを、すべての社員に教育することです。勤務態度を守らせる社内教育です。そして、知識技術を身につけさせる社内教育です。その後に重要業務を遂行するための社内教育をします。

この教育により、すべての成長基準が高まっていき、成長点数が高くなることで社員の成長がすべて可視化されます。つまり、このプロセスが成長点数で見える化することによって、社員の成長が具体的な数字で分かるようになるのです。

この成長点数が高まっていくときに、すべての社員の成果が上がっていき、会社の業績も上がっていくことで、2つの数字が連動していることがはっきり分かるでしょう。

これほど簡単で早く成果を上げる方法があるのに、これをやらずに新しいことに取り組むことはナンセンスと言わざるを得ないでしょう。

会社の教育の順序は、最初にすべての社員を優秀にし、次に「優秀になりたい」と思っている上位2割の社員に、新しいテーマに取り組ませる(教育する)のです。そしてさらに優秀になった社員のプロセスを成長シートで可視化し、またすべての社員に共有化をしていきます。最後にそのための教育をすることで、すべての社員をさらに優秀にする社内教育をします。

早く成果を上げなければならない今の時代だからこそ、激動の環境に適応して生き残っていかなければならないからこそ、この順序を間違えないで行っていくべきです。時間もお金も大切です。

貴社ではすべての社員を優秀にするための社内教育を正しい順序で行っているでしょうか。

 


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