第66話「中小企業を大手企業並みの高い生産性にする方法」

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第66話「中小企業を大手企業並みの高い生産性にする方法」

2019-12-16

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大手企業は中小企業に比べて、賃金が多い。これは確かに事実です。そのため就職活動をしている大学生は、「少しでも賃金の多い大手企業に入りたい」と考えるのが一般的でしょう。

なぜ、中小企業は大手企業に比べて賃金が低いのでしょうか。中小企業の経営者は、社員の賃金が低くてもいいと思っているからでしょうか。

そうではありません。中小企業の経営者も賃金をたくさん出してあげたい、という気持ちはあります。ただ、その原資がないのです。つまり、利益が大手企業ほど多くはないのです。

その最も大きな原因の一つが、生産性の低さにあります。

企業全体の力は、社員一人ひとりの力が合わさったものです。そのため、社員個人の力に頼らざるを得ません。このこと自体は大手企業も中小企業も変わらないでしょう。

しかし、大手企業と中小企業では社員の活用している武器が違います。大手企業はたくさんの「仕組み」(武器)を持っているのです。

大手企業は、中小企業の時代から大手企業に成長する過程でさまざまな仕組みを作っていきます。その仕組みによって、大手企業の新人社員はベテラン社員と同じような成果をいとも簡単に実現することができるのです。

中小企業は、この生産性を高めるための仕組みを作らなければなりません。その仕組みをどうやって作ったらよいか。それは難しいことではありません。

成長シートにある重要業務が全員4点以上になったときに、その重要業務を成長シートから外し、仕組みにするのです。

例えば、私は前勤務先で出勤計画表作成システムを作りました。このシステムがあるために優秀なベテラン店長と同じ人時生産性6,000円の出勤計画を立てることが出来ます。

今日から店長になった新人店長も、この出勤計画表作成システムを使うことによって、初日から人時生産性6,000円の計画が立てられるのです。

本来、店長を10年くらい経験していないと立てることは難しい計画を、このような仕組みがあるために、簡単に計画できるのです。

優秀な店長がやっていたことを成長シートで共有化し、それが間違いなく成果を上げるための重要業務であると因果関係が明確になり、そして全店長の重要業務が成長基準4点以上で遂行できるようになったタイミングで仕組みを作ります。

このように、一般職層でも中堅職層でも仕組みは必要です。毎年のように仕組みを作っていくことが必要になります。

これは、管理職の仕事と言えるでしょう。それぞれの会社の生産性を大きく左右する管理職の仕事が、この仕組み作りです。

管理職は「発破をかけること」が仕事ではありません。仕組みを作ることが最も重要な仕事の一つだと覚えてください。そして、たくさんの仕組みをつくってください。



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