第161話 求められるマネジメントと嫌がられるマネジメントの違い

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第161話 求められるマネジメントと嫌がられるマネジメントの違い

2023-06-06

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基本的に、日本の企業に入社した社員は一般階層で優秀なプレーヤーであることを評価されるようになると、一般階層を卒業して上司になります。これは日本企業の一つの特徴といえるでしょう。

ところが、どの会社でも部下から常に指導を求められる上司と、部下から嫌がられる上司がいます。この違いはどこにあるでしょうか。

今まで人事制度の指導先で「現場作業はできないけれど、マネジメントができるので最初から中堅階層から仕事を始めてもらった」という会社は1社もありません。日本のこのステップアップの仕方から考えると、嫌われている上司の特徴は「昔はこうやって成果を上げた」と、過去の経験を基に指導しています。

しかし現在は新型コロナを始めとするさまざまな経営環境の変化があり、一般階層(プレーヤー)の仕事は日々大きく変わっています。それにもかかわらず、上司から昔のやり方を変わらず指導され続けたら、嫌がる部下が出るのは当たり前です。

指導を受けた部下が密かに思っているのは「上司の時代と今は違う」です。そのため、部下は指導内容に従うことはないため「なぜやらないのだ!」と上司はさらに厳しく指導することになるでしょう。しかし、上司に正面切って反対できる部下は少ないでしょう。

その一方で、部下から指導を求められる上司がいます。何が違うのでしょうか? この上司は今の現場で高い成果を上げている部下の、その成果を上げるやり方をタイムリーに教えてくれる上司だからです。

今、成果を上げている他の社員がやっていることを教えてもらえば、自分も同じように高い成果を上げることができます。その高い成果を上げるやり方を特定し、共有化できる上司は常に部下から指導を求められることになります。

上司は常に考える必要があります。自分が一般階層にいた 5年前、 10年前と今は違います。過去に成果を上げたといって、そのやり方を指導しても有効にならない可能性がある。大事なことは今まさに我が社の中で成果を上げている社員の、そのやり方を分かりやすく全ての部下に共有化できるようにすることです。

上司にとっても実際に成果を上げている部下のやり方を共有化するだけでとても指導がしやすくなります。

もっとも、そのためには高い成果を上げている社員のやり方を調べなければなりません。そのやり方を他の部下に共有化すれば、同じように高い成果を上げることができます。部下が高い成果を上げられないのは、あくまで部下指導が有効になっていない結果であると上司は認識することが必要でしょう。

成果の上がっていない社員をどれほど叱っても、決して成果を上げることにはなりません。今までの部下指導のやり方を、経営環境の変化を境に大幅に変更するときが来たと言えるでしょう。

今、上司は高い成果を上げている部下のやっていることを正確に把握しているでしょうか?

 


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