第164話 経営の大原則は今あるものを最大限に活用すること

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第164話 経営の大原則は今あるものを最大限に活用すること

2023-06-27

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経営の大原則は今あるものを最大限に活用することです。
経営者の最大の関心事は「業績の向上」でしょう。業績を上げるために経営計画書をつくり、目標管理をし、社員をさまざまな教育研修に派遣します。さらに設備投資を行います。短期・中期・長期的に業績を継続的に上げる、この目的からさまざまな経営施策を打っています。

しかし大事なことを忘れている可能性があります。自社の業績は、優秀な社員やまあまあの成果の社員など、さまざまな社員の成長の平均値が損益計算書となります。経営者は業績を上げるために、今はまだあまり成果を上げていない社員を成長させることに必死になり、多くの時間を投入しています。

それよりも時間を投入すべきことがあります。それは成果を上げている優秀な社員がどうしてその成果を上げているのかを可視化し、そしてそれを共有化することです。なかなかこれができていない。これでは「灯台下暗し」です。

高い成果を上げている社員は、激動の経営環境に適応している社員です。その社員が自社内にいます。その社員がやっている行動を具体的に把握することができたら、それを全社員に共有化するだけで今の業績は1.5倍になります。

この「可視化して共有化する」ことは教育の一環ですが、この教育投資に費用は発生しません。すぐに効果も出ます。

通常の社員教育は新しいことを全社員に学ばせ、その学んだこと全てを実行して成果を上げられるようになるには最低でも1年はかかります。しかし、自社の社員が成果を上げるためにやっていることを可視化し、共有化できれば「今日から」会社全体の業績を上げることができます。

そして当然ながら、高い成果を上げている社員は高い昇給・賞与を受け取っているでしょう。昇給・賞与が少ない社員は成果が上がっていないから昇給・賞与を少なくしているのではなく、今の成長に見合う昇給・賞与になっているだけの話です。

優秀な社員がやっていることを同じように真似をして実行できたら、間違いなく同じような高い成果を上げることができます。つまり、全ての社員にたくさんの昇給・賞与を支給することができるのです。このことを実行する時が来たと言えるでしょう。

今年の社員の平均賃上げ率は3%を超えました。少子化が進む日本ではこの傾向は今後もずっと続きます。そのため、かつてないほどに人材を奪い合う時代になるでしょう。

3%以上の賃上げをできない会社は、当然ながら社員を成長させていない会社になります。社員を成長させるための方法として、今いる優秀な社員のやっていることを共有化すること。そしてそれに伴って成果が上がれば、同じように高い昇給・賞与が支給されることをしっかりと社員に説明する必要があります。

これによって全ての社員が成長することは1つの例外なくこの環境に適応して企業が成長発展します。社員を毎年賃上げできるよう、社員の成果を上げる確実な方法を考えているでしょうか。

 


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