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第63話「評価の目的を正しく理解する」

2019-11-25 [記事URL]

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11月に入りましたので、多くの企業は評価シートを配って、社員に評価をさせていることでしょう。

本人評価(一次評価)、上司評価(二次評価)をして、多くの場合、経営者がその上司の評価の甘辛を調整し、最終的に昇給・賞与の金額を決めています。

ここで経営者が評価を変更しなければ、社員の昇給・賞与は上司の評価の甘辛の違いによって金額を決めることになります。上司が決めた評価で昇給・賞与を出すことはまずありません。

そのため、評価は、まさにこの昇給・賞与を決めるために実施すると経営者は考えています。

しかし、本来評価は、昇給・賞与を決めるためにあるのではありません。

経営者は上司に、「部下を指導してください」と指示しています。上司が部下を指導するためには、大前提があります。それは上司が部下の行動を評価することができることです。

例えば、部下の行動を成長基準1~5点で評価するとき、その評価が本人評価と上司の評価が一致したときに限って、上司の評価は有効になります。

ところが、この評価がなかなか一致しません。それを正さない限りは、上司の指導は決して有効になることはありません。

部下本人の自己評価が5点であり、上司の評価が3点であった場合、上司は一生懸命部下を指導しますが、部下はその上司の指導を嫌がっています。なぜなら、自分の自己評価が5点だからです。

この評価は「昇給・賞与を決めるためである」と考えているから、調整するという考え方があります。調整をしてしまったら、社員にフィードバックをすることができず、部下に評価を伝えることはできません。

評価は社員が入社してから1つの業務を遂行するまで、5年、7年、10年とかかります。一歩一歩階段を上るようにその仕事ができるようになっていきます。

誰しもが成長基準5点を目指していることでしょう。しかし、簡単にはいかないのです。

5点でなければだめだと言っているわけではありません。社員の成長は一歩一歩階段を上るように成長していくことを、前もって社員に説明する必要があるでしょう。

そして、上司が部下に対して評価についてしっかりと説明を行い、部下の納得が得られたことによって、上司の指導が初めて有効になります。

「指導を有効にするために、評価をする」

このことを理解していないと、評価は単なる処遇を決めるためのものになってしまいます。ですから、今までの日本ではいい加減に評価を決めきたという歴史があります。

真剣に、上司に部下を指導をさせたいという思いがあるなら、部下の評価を決める、その決め方に真剣に取り組む時が来たと言えるでしょう。

間違っても、コンサルタントに「評価者訓練」をお願いしてはいけません。それをやってうまくいった会社はないことも知ってもらわなければなりません。

社員の評価を全上司が集まって決める。そしてその評価の仕方を経営者が指導する。そして評価を社員が納得する形で決められ、伝えられるようにならないといけません。これは先送りのできない大切なことです。

「しっかり部下指導しろ」

と大事なことを言う前に、この評価を決めること自体が最も優先順位が高いことを知らなければなりません。


成長塾第3・4講座アンケート

2019-11-22 [記事URL]

当日参加された方のアンケートをご紹介いたします。参加者様のアンケート

初任格付け表、中途社員の仮格付けでスタートさせる点、自社のこれまでの賃金体系を可視化できたことが収穫でした。
当社社員の給与額数字をもってこなかったので、付け合せができなかったので会社に帰ってから確認します。
制度が完成した時の期待感が大きくなりました。次回まで、復習も含めて理解度を高めておきます。

匿名希望 様


内容については、ほぼ理解できた
ステップアップ基準、モデル賃金作成内容(作成の仕方)は役に立つと思いました
実態賃金のサンプルがなかったので比較が出来なかった。帰ったら比較を実施したいと思います。

株式会社小山内バッテリー
営業支援室 課長  佐藤修一 様


とてもよかったです。特に役職手当の本質が固定残業手当だと看破していただいたこと、退職金の算定基準を基本給ではなく、成長給に替えるという考え方が正に「目から鱗」でした。
ステップアップ制度づくりの意義・方法がよく理解できました。
今まで「本当に自分の決め方でよかったのか?」という不安が、整理・検証し、可視化されることで「まんざらでもないな」と払拭できました。
また、自分なりに考え続けてきたことが、松本先生のお話しで論理的に体系化裏付けられて自信を取り戻すことができました。
どうもありがとうございます。

M.O 様


・ステップアップ基準はすぐに社に活かしていきたいと思いました。
・社員を成長させるためのフィードバックについて
・会議の仕方について
・部下を成長させる上司の喜びについて
・執行役員について
・残業代が減らない理由について

F.S 様


成長シートの生かし方がより明確になりました。ありがとうございます
●役に立つと思ったこと
昇級昇格の考え方
目標管理のしかた

株式会社木村植物園
代表取締役  木村義広 様


成長シートと賃金シートを別でスタートする方法を取っている企業が多い事、やはり可視化する事が重要。
中間職が存在しない現在、先を見すえての作業となった。
講義を受けていると、社員の顔が頭に浮かぶ。共に成長して行く事が楽しみになって行く

匿名希望 様


やはり、弊社にも成長シートが必要だと感じました。
現在は成果報酬でおこなっているが、社内体質を変える必要があります。
現在の弊社では個人事業主としてスタッフを採用している為、この成長シートは活用出来ると思いますが、給与の支給までするにはまだ時間がかかる気がします。
何よりも、自社の未夢を描けた事が何よりうれしかったです。

有限会社ケアサービス
代表取締役  鈴木大介 様


成長等級体系運用表が役に立つと思いました。
特に標準と最短の2つを作る仕組みがすばらしいと思いました。
さらに、一気に賃金制度ができて、びっくりしました。
成長給表の作成が役立つと思いましたが、勤続給表の説明(入力すべき年齢)が少し分かりませんでした。
2日間、素晴らしい学びでした。ありがとうございます。

Y.T 様


●役に立つと思ったこと
モチベーションを高めるのは賃金ではない。褒めることが重要。
何を見て採用、評価するのかを先に伝えておく。
勤務態度が良くない社員に対しては事後ではなく事前指導する。
●わかりにくかったこと
「目標設定及び改善計画表の活用」
部下が作成するとの事ですが、既に出来ている成長シートに対して部下が修正?するという事ですか?
どのように活用すれば良いのかよくわかりませんでした。
教えて頂いた事を少しずつでも日常の仕事(会社)に取り組む事で環境が良くなると思います。

N.A 様


今まで理解できていなかった事が理解できました。
すごくわかりやすかったです。ありがとうございます。
来て良かったです。成長シートを使い、皆で成長できると思います。
ありがとうございました。

T.K 様


昇格制度の基本的な考え方が良いと思った。
全部受講してからGOと思っていました。
勘違いでしたので早速成長シートは使ってみます。
賃金制度の作り方を学べたのは大きい。会社に戻ってもっと精査してみます。
今までこういう考え方がなかったので、ブラッシュアップします。

Y.T 様


制度・仕組みづくりの基本を考え直せた。併せて、自社の制度矛盾が課題抽出できた。
等級別昇進システム(現行自社との対比)
賃金設計(特に成長給の考え方と階層別賃金UPの考え方)
ステップアップの設定基準
モデル賃金の判りやすい示し方の重要性が認識できました。

T.S 様


ステップアップ制度の仕組み、とてもわかりやすく、すっきりしているのでこれなら社員も理解できると思った。
この仕組みと賃金制度がどのようにリンクするのかとても楽しみです。
今までの昇給の決め方に悩んでいたので、今後は悩まなくなると思うと精神的にとても楽になれます。

Y.Y 様



成長塾第1・2講座アンケート

2019-11-20 [記事URL]

参加された方のアンケートをご紹介いたします。参加者様のアンケート

会社へ適用するために再チャレンジです。
成長する仕組みが会社の最重要課題であること。
2度目ですが、運用の仕方やフィードバック等、深い意味を再認識しました。
今後さらに深めていきます。

F.H様


社員を幸せにしたいと思い受講を決めました。
経験則、役員の言動で反省すべき点が分ったこと。現在の評価基準の方向性は、間違っていないことが分ったこと。運用方法に問題があったと分ったこと。
具体的にやるべきことが分かり、ワクワクしてきました。道のりは大変そうですが、やり切ろうと思います。

Y.H様


以前よりメルマガを見させて頂いて、人事制度を作成したいと思った時に社員の成長ということに共感がもてたので参加をしました。
社員の成長+教える大切さ。
成長シートの作成時に勘違いした点があり、帰ってから作成し直します。

三星金属株式会社
代表取締役社長  前田明利 様


社員と共に楽しく(愉しく)成長出来る仕組みを構築したいと考えた為参加。
人事制度は、完成度60%で運用出来る。お金ではなく、どう成長させるかが大事。
成長支援会議やフィードバック等、スタッフが成長出来る仕組みになっていると実感出来た。

匿名希望 様


「なんとなく」で運用している人事制度をルールにのっとって、システム化するために参加しました。
期待成果を、実数にて検討すること。今までは、重要業務でしか評価していなかった。成長支援会議のすすめかたがチャートになっておりわかりやすかった。
自店に求める内容が全て出たとは思えないので、求める内容をブラッシュアップした意味あるものにしたい。この場で完成できなかったので持ち帰り早急に形にしようと思います。

J.A様


●参加理由
・社内への落とし込み
・ブラッシュアップの為
・社員さんの成長の為

●役に立つと思ったこと
・面接の時点で成長支援制度を基に話をする。人を大切にする会社。
・管理職の活躍する場をつくる
・評価基準をしっかりもつ
・社内への落とし込みの伝え方
・マネジメントコースとプロフェッショナルコースの理解。
・フィードバックシートの活用法。
・成長支援会議のあり方。

2度目の受講なのでゆっくり、しっかり考えることができました。新たな発見とモヤモヤしていたことが少しずつ解消してきました。成長支援会議は時間がかかるがやり続ける必要性を感じました。
2日間ありがとうございました。

株式会社びわこホーム
代表取締役社長  高木光江 様


7年前の成長支援シートのブラッシュUPと現在の問題点の改善。更なる全社員のモチベーションUP。
新たに人財育成、成長の視点や観点が発見できました。
(迷っている点がウェート配分。)現在の社員に現場で活用して決定。
進化して人財、社員の成長が企業の成長になるが、時間と思いと信念が必要である。又、経営者の思い、指導、レベルに幹部社員が成長する事が極めて大切である。教育レベルの価値観の共有の大切さや成長シートで社員をほめる(フィードバック)の大切さも再認識しました。
2日間最高でした!

株式会社びわこホーム
代表取締役会長  上田裕康 様


関与先様と合同で参加しました
期待成果を検討する上での「プロフィットツリー」やスタッフ部門の期待成果の決定方法など、スタッフ部門の成長シートについて不明確であった部分が少しすっきりしました。
成長シートの重要業務を変化させていく事での更なる改善、ただしそれを変化させるタイミングも重要である事を教えていただきました。
成長支援制度を基礎から学ばせていただき、大変勉強になりました。引き続き、宜しくお願い致します。

N.K様


知り合いからの紹介と内容を拝見し、受講して社員の成長をみてみたいと思った為に参加しました。
自社内でどこに着眼していくか、どこを伸ばしていけば成長出来るかを確認出来た成長シート製作。成長シートからの評価、そしてフィードバックを繰り返して行うことで成長していくのが見てわかると皆やる気につながると思う。
パソコン内のどのシートを使うのかがわかりづらかった。少しずつでも運用して早く自社の物を使ってみたいと思う。
2日間で色々と考えさせられた。

N.T様


●役に立つと思ったこと
結果をほめるよりプロセスをほめる方が成長する。
部下のモチベーションをアップするフィードバックの方法。
間接部門の期待成果の考え方。
年間の目標、評価の回し方。
2日間とても有意義でした。次回もよろしくお願いいたします。

E.O 様


人事上の指導を仕事とクライアントにしてサービスの付加価値アップを図りたい。
成長シートのつくり方は参考になります。
時間が短く、消化不良の感じです。
まずは、今回の講座の復習をします。過去の成果主義は間違いであることを再確認しました。

匿名希望 様



第62話「定着率を高める正しい方法」

2019-11-18 [記事URL]

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多くの経営者の悩みの一つが社員の定着率です。しばしば成長塾に参加された経営者が人事総務職の成長シートの期待成果に「定着率」を入れます。

しかし、そのあとに詰まってしまうのが、定着率を高めるための重要業務を明確にすることができないことです。

今まで、さまざまな定着率を向上させる取り組みを行ってきたのでしょうが、その具体的な業務を特定することができません。それには大きな理由があります。

それは、これまでに退職した社員がどのような理由で辞めたのか分かっていないからです。

人によって辞める理由はさまざまでしょう。しかし、それぞれの企業によって理由が特定されなければなりません。

ある北海道の酪農業の会社は、社員が5~6年経つと辞めるという悩みがありました。経営者は、この理由をまったく分かりませんでした。

「この牧場に学ぶことがない」と言って一般職層の社員が辞めていくのですが、経営者は、一般職層の次に中堅職層や管理職層の仕事もあると常々言っています。でも経営者の言っていることが社員には理解できません。

それは、その経営者の言っていることが社員から見えないのです。つまり、信じられないのです。会社の制度として経営者の言っていることが可視化されていなかったため、その退職が発生していたのです。

そこで、一般職層、中堅職層、管理職層の成長階層を明確にしてそれぞれの階層の成長シートを作成し、どのように成長し、ステップアップをしていくか、成長の階段を全社員に示しました。

この酪農業の経営者は8年前に成長塾に参加されましたが、そのあと辞めた社員は1人。それも実家の酪農業の会社に戻ったのであり、今までの退職の問題はすべて解決しました。

人事の問題は、すべて個別対応して解決すると思ったら大間違いです。そのやり方をしていたら、いわゆる「もぐらたたき経営」になります。問題が出たら打つということを繰り返し行っていくと、同じ問題が永久に発生することになり、嫌気がさすでしょう。

人事の問題は個別の問題として対応解決するのではありません。必ず仕組みをつくって解決するのです。仕組みをつくって解決をすれば、同じ問題は二度と発生しません。

苦労するために人を採用しているわけではありません。問題を仕組みで解決して、楽に経営をしていかなければなりません。その考え方がとても重要です。

定着率を考える必要がある会社は、まずはどうして人が辞めるのかその本音を聞かなければなりません。

通常は本当のことは言いません。おおむね嘘をついて辞めます。社員の本音を聞く方法をぜひ考えてください。


第61話「上司が新人を嫌がる理由」

2019-11-11 [記事URL]

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新卒社員を採用している会社では、新卒が入社してから半年が経ちました。残念ながら、もう既に新卒が辞めてしまったという話を耳にします。

新卒社員が辞めた会社で、その新卒が辞めたことに対して上司がどのような思いでいるか、とても心配です。

全ての会社の共通点は、新人を採用し育てることによって労働分配率を大幅に改善することができることです。新卒採用ができない会社は中途採用で社員を高額の賃金で採用し、いつになっても労働分配率を改善することができず、利益を残すことができません。

そのことを経営者は理解していても、なかなか上司は新人、特に新卒社員を好んで自分の部下にしたいと考えてはいません。

それは新人への教育がとても大変であるからです。経験のある社員よりも、経験の全くない社員を指導するほうが、苦労が当然多くなります。

しかし、もっと大きな理由があります。それは上司に対して会社が何を成果として評価しているかが明らかになっていないことです。

例えば、この上司が営業所長だとします。営業所長の評価はどんな期待成果でするでしょうか。その営業所全体の売上でしょうか。新規開拓件数でしょうか。または、回収率でしょうか。

いずれの期待成果も、新人よりもベテランの社員のほうが高い成果を上げることは間違いありません。

営業所全体の成果の高さで評価するのであれば、営業所長個人とすれば、その数字をすぐに上げることのできる社員、いわゆる経験のあるベテラン社員を欲しがるのは当然です。つまり、上司が新人を嫌がる理由は、その会社での自分の評価の内容にあるのです。

仮に、この営業所長が新人を成長させる経験がないまま、いつか次の管理職層へいって営業所長を指導することになったとします。

その営業所長に対して、この管理職層の社員は「新人を定着させてしっかり成長させなさい」と指導をすることになります。

まさか自分で経験のないことを営業所長に指導することはできません。

そのため、中堅職層になった社員は積極的に経験のない新人社員、新卒社員を自らの部下に招き入れ成長させることに取り組まなければなりません。

今までの期待成果のままではだめです。新人である部下を喜んで招き入れるためには、その上司の期待成果を変更することが必要でしょう。

まさにこれからは、社員が定着しない会社は企業存続できないことが明白になりました。

ぜひ、上司が「新卒社員を喜んで部下にしたい」と考えるような期待成果を考えてもらいたいと思います。


成長塾第5・6講座アンケート

2019-11-08 [記事URL]

参加された方のアンケートをご紹介いたします。参加者様のアンケート

中途社員の賃金決定の仕組みは特に役に立つと思いました。今まで一度決定した給料を下げることができず苦労してきましたので…。
賃金体系へ移行する時にかなり調整給が発生してしまい調整給が発生してしまい調整給をなくして行く作業が思っていたより難しかったです。また第6講座の中で昇給、賞与の決定方法がまだ完全に理解できていない為、処遇計画書も少し分かりにくかったです。
成長塾に参加させて頂きいろいろな事を学ばせてもらいました。6月より仮運用を開始しますが、社員が元気に明るく仕事をする姿を思うとワクワクします。大変なことも色々あると思いますが絶対に諦めず人事制度を作り上げて行きます。
自分の会社独自の人事制度は絶対に役に立つと思います。6月から仮運用で成長シートを導入し色々と改善して行く部分もあると思いますし、スムーズに行くことばかりではないと思いますが、あせらず、信念を持って会社を少しずつでもいい方向に向かわせ、社員全員が幸せな人生を送れるように努力していきたいと思っています。

株式会社野口商会
代表取締役  野口純一様


●役に立つこと
・中途採用の給与の決め方がよくわかった
・調整給が出る人の対応の仕方がよくわかった

今まで社員はOJTで育てるものと考えていましたが明確な成長目標をもち、計画的にやらねばならない事が腹の底に落ちました。特に成長シートの作成は本当に有意義だと思います。
今まで社員が既婚・未婚・子供の有無等で生活できる給与を割り出し、それを年俸として給与・賞与を決めていましたが、それでは社員に有り難みがわかってもらえないうえに、社員の成長もさせる事ができなかった事に気づいた事が大きな収穫です。

匿名希望 様


中途社員の賃金を決めるシートで、調整給のある従業員に成長してもらえるようになる。期待が高まりました。
業績に応じて昇給が変わることを実際に見せることで生産性、コスト意識などに変化が期待できると思います。
勤務態度は上司・先輩が見本となれば自然に変化すると考えていました。成長塾で学び、当たり前と思うようなことも「成長」とすることで、どのようなことを大事に思っているのか伝えられるという期待が高まりました。早く運用したいです。

匿名希望 様


賞与原資シートを作成すると、その原資を増やそうとして社員が努力してくれると思います。中途社員の賃金見直しのシステムがあるので給与体系の崩れがないのがよいです。また、昇給金額が前期実績によって決まることにも納得性が高いと思います。
当社の給与体系をスムーズに移行するにはシミュレーションを重ねる必要があると思います。ソフトの操作にも慣れるまで時間が必要だと感じましたが、社員の成長と給与が連動し、説明も楽になることがすばらしいと思います。

Y.I 様


賃金移行や、昇給・賞与の考え方は良く理解できました。
私にとって部分的に理解できないところもありましたが、全体的には良かったと思います。サポート期間中に、何とかモノにしたいと思います。成長シートはすぐ活用したいと思います。長い間お世話になりました。

匿名希望 様


社員が成長し、業績が伸長することにより、社員の処遇が具体的にどのくらいよくなるのかシミュレーションできて良かった。また自分のイメージとあまり差がなかったので安心できた。
社員が1度きりの人生を当社で、全力で生きていってもらう為にサポートしていける。
全体的にはイメージ通りだが、個々の社員については今と差がある方もあり、調整が難しいと感じた。運用と通じてギャップを埋めていきたいです。

株式会社中村商店
取締役社長  中村訓康様


賃金制度の仮運用を始めます。
処遇計画書は社員も理解しやすいと思いました。

匿名希望 様


教育の効果について、成長シートの課題発見方法は硬化性をイメージして、教育制度をつくっていける。
会社の発展と社員さんの処遇を向上させるという点をベクトルを合わせていけること。
わかりにくかった部分は特にありません。

株式会社メイショウエステート
代表取締役  石川英嗣 様


●役に立つと思ったこと
・中途社員の格付け、評価方法
・人件費のコントロール

今まで明確な基準がなく中途採用を行っていたので、活用できるツールが出来て雇用側、採用される側、双方にとっていいことだと感じました。
内容が盛り沢山で、消化しきれていない部分もありますが、成長シートをまず完成度を高めて、社内で落とし込んで、仮運用していきたいと思います。
成長シートと人事評価制度から得られる個人と会社の成長。特に成長シートでの社員の教育は自社にとって合う仕組みだと思いました。
わかりにくかった部分は特にありません。参考になりました。ありがとうございます。

株式会社メイショウエステート
マネージャー  落合進 様


全6講座参加させていただきありがとうございました。すごく良い物と思える事ができました。参加するたびに楽しくなる研修でした。
社員は成長する事で仕事の楽しさがわかるだろうと感じました。社員がワクワクするような成長シートを作ります。ありがとうございました。
わかりにくかった部分は何点かありましたが、昨日より今日と時間がたつと理解できたと思います。ありがとうございました。

有限会社おか半
常務取締役  菊永猛 様


大変勉強になりました。成長シートをまずは実施し、その一方で賃金システムも仮運用検証をしていきます。
社員のために…という姿勢。

M.N 様



成長塾第3・4講座アンケート

2019-11-08 [記事URL]

当日参加された方のアンケートをご紹介いたします。参加者様のアンケート

・お客様にほめられ、喜ばれることが社員の最大の糧
→ステップアップ制度の土台
・成長シートを運用すること=マネジメント=社員を指導すること
・制度の答は社員が教えてくれるもの(=社員は制度の鏡)
・自己の重要感を大切にする
・業績向上時には、付加価値(粗利)向上が先になり、人件費増は後になる。⇒労働分配率改善
・中間管理職に賞与原資という人件費向上の経営数値を示すことで自主的な粗利向上やムダな経費カットの活動につながる。
全体的には流れるような講義で、資料も簡潔でわかりやすかった。本日は講義中心であったため、集中力の持続が難しく、途中、漫然と聞いてしまったり、終了前は特に集中していなかった面があった。

S.F 様


成長シートつまり社員の成長の動機づけは賃金とは連動しない10対1の法則とホメ行カードの実践
第1講・第2講ではむずかしすぎるような感想を持ちましたが私達にもできそうな気がしてきました
総合評価決定基準表の点数のつけ方にSをおくべきかどうか、
総合評価基準の点数のつけ方は一般職と中堅管理職でかえてよいのかがわかりにくい。

匿名希望 様


中途採用する時に、成長シートを実際に見せて、成長していく仕組みのある会社だと伝えるとよいことが
わかり、面接の際に早速見せようと思いました。
まだまだですが、ようやく、成長シートが形になりつつあるので、それからお話しを伺うと、少しずつ松本先生のおっしゃることが、理解できてきたような気がします。
「あなたのための成長シート」「お金の話にしない」「大企業は”辞めたくない“と思って入社、中小企業は“嫌なら辞めよう”」「成長しても、辞めずに一緒に大きな仕事をしようと言えば辞めない」胸に響きました。

匿名希望 様


ステップアップ制度に対して難しく考えていましたがシンプルで分かりやすく社員さんにも伝わりやすいなあと思いました。
また、賃金表を作成しましたが今まで賃金の事を質問されても明確に答えきれなかった為、苦しい思いをしてきました。これから先はそのような事で苦労しなくていいと思うと気分が楽になってきました。
入社から40年先までの賃金を説明できるという事ができると思うとワクワクしてきました。

株式会社野口商会
代表取締役  野口純一 様


成長等級を明確化すると社員のモチベーションもかなりUPするように感じ、当社にも役立つと思いました。また、給料や賞与がどのように決定されるのかを社員の方にしっかり説明できるようになるのが良いと思います。
講義の休憩時間にも松本先生に相談したのですが、役職以外の等級に良い名称がないか(主事、副参事等)を検討しているところです。
成長シートが定着すると、中途採用よりも新卒採用で社内ノウハウの構築が進むという事を教わり驚きました。
社員の方の立場からしても、その方が社内の雰囲気も良いので望ましいと思います。
また、中途採用者の給料決定の方法にも納得できました。採用面接の折に、今後の成長期待成果や成長要素を話しておく大切さも実感できました。ありがとうございます。

Y.I 様


給与体系が作成できて、それが漠然と自分で考えていたものと大きな差がなかったので実際に使える目途がついた。
成長シートの作りこみが足りず、まだ不安があるので電話相談でクリアしたい。
思っていたよりはわかりやすく、課題もこなせたので、頑張る気になってきました。

匿名希望 様


全ての事が役に立つと感じました。そこに取り組む事で会社も良くなると思います
わかりにくかったことはその場で質問できたので良かったです。
ありがとうございました。会社に帰って深めます。

匿名希望 様


賃金を全員に明確に説明できること、又その目的を全社員さんと共有でき、方向性を確認しながら進んでいける。
社に戻って整理します。
3.4講でゴールが見えてきました。
ありがとうございます。

匿名希望 様


昇格・降格要件の整備運用方法、成長シートを元に、明確に昇格・降格基準が定められていることで、既存社員にはもちろん新卒採用時にも、有効的に活用できると感じました。
また、賃金体系の大枠ができたこと、また、この資料を社内の中途社員も自分自身でシュミレーションできることが、より成長を促す素晴らしいシステムだと感じました。
大変参考になりました。ありがとうございます。とりあえず6割の完成度でも導入して、少しずつ会社をよくしたいと思います。第5講座楽しみにしています。

S.O 様


●役に立つと思ったこと
・成長等級が上がるほど、所要経過年数も増加すべき点
・昇格推薦意見を上司が記入し、本人説明する点
・中堅職昇進者への頭初説明事項の明示
  「第1の仕事は実務をすることではなく、人を育てる事」
・業務日報内に成長の記録をすること
●感想
・説明は判り易かった。
・懇切丁寧に説明しようとする先生の気持ちがよく伝わってきた。

株式会社道央メタル
社長  海老原達郎 様



成長塾第1・2講座アンケート

2019-11-08 [記事URL]

参加された方のアンケートをご紹介いたします。参加者様のアンケート

人を成長させる仕組みを作るために参加。
重要なことをしぼり込むことで社員に何をしてもらいたいかがはっきりして、成長シートの実現が見えた。
私が吸収できる速度より説明が速かったのでついて行くのが大変。

Y.M 様


社内の環境の問題を感じていて、社長に声をかけてもらったため参加しました。
2:6:2の原則について知ることができて良かったです。そして、2:6:2のバランスで全スタッフが成長していくということを初めて知りました
成長塾に参加して、自分が何も教えられていなかったこと、会社としてしっかり取り組んでいかなければいけないと感じました。
リーダーをする中で怒るべきか、ほめるべきか迷うことがありましたが単純なことだったように思います。帰ってからスタッフに実践して、もっとよくしたいです。

匿名希望 様


働く人の満足度アップ、会社の発展のために参加しました。
成長シートの概念は役に立つと思いましたが、内容がもりだくさんでこまかいところまで完全に理解するのが難しかったです。

M.S 様


現在行っている運営状況がまだすっきりとしていない為参加。
以前と比べて格段にツールが充実しており、現状分析がやりやすく、改めて成長塾の素晴らしさを実感できました。
しかし、初めての人にとっては、かなりの理解度が必要に感じました。

O.K様 様


5-6年前より人事考課制度を導入し、その後、目標管理制度を実施していますが、経営者は機能していないと判断しています。たまたま経営者のお知り合いであった経営者に成長塾を教えていただき、今回の参加に至りました。
成長シートひとつで、社員が成長する方法を伝える。やるべきことを社員が理解できることはとても良いと感じた。「優れたもの」の可視化する。優秀な社員が「なぜ優秀か」を明らかにすることはよく理解できます。
ただ、成長シートの「重要業務」「知識・技術」に定義づけが具体化(可視化)することが非常に難しい。重要業務や知識・技術の評価が定性的で、運用のイメージがいまいちつかめない。

匿名希望 様


上司より現状の評価制度を見直したいという要望があり、また自分自身も今の制度が機能しているか疑問に思っていたこともあり参加しました。
優れた社員を可視化することによって当社に見合う成長シートの作成ができること。
本当に人事制度があと2か月で作られるかどうか不安はあるが何とか形にしたいと思う。
また、他社の方といろいろ交流できたことが良かった。

匿名希望 様


参加理由
・若年世代の採用・育成と事業承継できる状態にする。
・従業員・経営者・株主からの視点でみて透明性の高い会社にしたい。
役に立つと思ったこと
・プロセスと結果が一致するまで、シミュレーションすること。
・業務の可視化の方法。
分かりにくかった部分
・洗替えのタイミングはどうすればよいのか?
・期待成果を絞っているが、計算方法や言葉を教育する必要があるがどうするのか?
莫大な量を2講で済ませており、読み込むのにかなりの作業になる。
まず使うことから始めるというのはいいと思いました。
複数参加したが、社員教育にもなる。

トム 様


職場で人事制度の再構築をすることになり、成長塾の考え方や導入方法を学ばせてもらう為に参加しました。
スタッフ部門の期待成果に売上高や利益率があげられるということが、新鮮な発見でした。営業職と違って事務職の期待成果を数値で表すことが難しいと感じていましたので、早速成長シートに導入したいと思います。また、スタッフ部門の成長シートづくりは、管理職→中堅職→一般職の順というのも納得しました。逆に作りがちでした。
自社の事務職成長シートにうまくおとしこみができるか非常に難しいところですが、学んだことを活かし、従来とは違ったシート作りをしたいと思います。

H.O 様


会社で新たな人事制度が求められていたため参加しました。
社内の優れた人をモデルに成長要素を考える点が良い。
中堅職の成長シートは「一般職」+「部下の成長点数」と考える点。
2日間とも総じてテンポが早いので、ついていくのが大変です。

Y.M 様


社員を成長させるため参加。そのために成長シートは役に立つと感じた。
しかし、最初は成長シートの作り方を勘違いして作ってしまったので、作り直さなければいけない。
難しかったです。

K.S 様


人事についての本の数冊から松本先生の考え方に同意できたので参加を決意しました。
仕事の優先順位によって、点数の評価の仕分方がわかりました。
成長基準より最後までの説明を聞きのがしたので、もう一度聞きたい。

一休 様



第60話「人事制度に失敗する共通の理由の確認」

2019-11-04 [記事URL]

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経営者は自分の評価や賃金の決め方に自信を持てず、コンサルタントを頼って人事制度を構築します。

経営者にとってみれば、今までが自信のない決め方でしたから、コンサルタントにお願いをして人事制度をつくれば、社員は喜んでくれるものと考えています。

もっとも、マスコミから報道される情報の中に、人事制度で社員が元気に成長したという報道はありませんので、概ね社員は不安を持ちます。

そして、つくった人事制度を説明するときに

「優秀な社員にはたくさん昇給・賞与を出す」

という発言によって、社員の誰しもが思っている

「たくさんの昇給・賞与をもらいたい」

という気持ちをさらに増幅させることになります。

一般職層で高い成果を上げている社員は、どうすれば自分がたくさんの昇給・賞与をもらえるか、と考えながらこの人事制度を見ることになります。

この人事制度に、評価が高ければ昇給・賞与が高くなる、と書いてあるとすると、社員は高い成果を上げない低い成果のままの社員がいた方が良いと考えることになります。

それによって、優秀な社員は成果の上がっていない社員に対してアドバイスをしなくなります。

自分の成果を高めることよりも、成果の上がっていない社員の成果のギャップを拡大させることによって、昇給・賞与をたくさんもらおうとするのです。

人間としては最低の人間になることになりますが、その気持ちを止めることはできません。誰しもが昇給・賞与をたくさんもらいたいと考えているからです。利己主義の世界です。

こうやって人事制度を導入した会社が、導入する前よりも業績の伸びが遅くなったり、組織風土が悪化する理由はこのような原因があるためです。

経営者は社員の処遇について、どのように思っているでしょうか。何らかの縁があって入社したすべての社員の昇給・賞与を上げてあげたいと思っています。

導入した人事制度の良し悪しは、導入後に経営者の思ったとおりの組織になっているかどうかで、判断することになります。

もし人事制度を導入して、社員の仲が悪くなったり、組織風土が悪くなったり、さらには今まで以上に業績が悪化してしまったとすれば、それは人事制度に問題があります。

私が人事制度の構築指導をするときには、結果で見ることをお話しています。

人事制度導入後に、全社員が一緒に手を取り合って

「この会社で一緒に成長しよう。そして一緒に昇給・賞与を増やそう」

と考え行動したときに、経営者の想いを正しく可視化した人事制度であることが分かります。

人事制度そのものが良いかどうかは、つくって運用した後で、はっきりと分かります。社員が成長し業績が向上したら「良い人事制度をつくった」と喜んでください。

また逆の場合であれば、すぐその人事制度の見直しをしないと、せっかく作成した人事制度が組織の成長発展を大きく阻害する要因になってしまうでしょう。


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