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第103話 社員の賃上げ原資は社員自身でつくる?

2022-03-22 [記事URL]

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今、4月からの社員の賃上げ(昇給とベースアップ)をどうするか悩んでいる経営者が多いでしょう。

今年の賃上げをどうするか、経営者の最初の確認事項は「前事業年度の業績が良いかどうか」です。前年度の業績が良ければ賃上げは可能でしょうし、業績が悪ければ賃上げは難しいでしょう。ごく当たり前のことです。

これは経営者が一人で悩んでいることです。この状態が続く限り、社員はいつになっても業績に関心を持つことはないでしょう。なぜなら、賃上げは経営者の考え一つで決まると思っているからです。そして社員は社長の賃上げ決定を、固唾を飲んで見守っているのが現状です。

この賃上げのための「賃上げ原資」は、社員が全員で業績を向上することによって獲得するものであり、経営者一人で賃上げ原資をつくるのではありません。この基本的な教育ができていない現状があります。

これから日本の経営環境は企業規模によって安泰であり続けることはできなくなりました。どのような規模であろうと、どのような業種であろうと、この経営環境に適応していく必要があります。それはつまり、全社員が業績に関心を持ちながら成長していかなければならなくなりました。

今、日本の全ての会社にとって重要なことは、環境変化に適応して社員がチャレンジすることでしょう。それによって、会社自体もこの変化する経営環境に適応していかなければなりません。そしてその環境に適応して全社員で一緒になって業績を上げ、賃上げ原資をつくっていく時代です。この教育をしなければならない時期になりました。

もし仕組みがあれば、事業年度の最初、経営目標の発表時にこのことを教育することができます。今年の経営目標が実現できれば、どのぐらいの昇給ができるのか、去年と同じ業績で全く業績が変わらなかったら昇給はどうなるのか、逆に今年の経営目標以上の業績になった場合には昇給はどれほど増えるのか。つまり、賃上げはそれぞれの会社の業績によって変わることを説明し、教育しなければなりません。

環境が厳しく目標が達成できなければ賃上げすることはできません。そしてこの時期に大切なことはこの賃上げ原資を獲得する最も有効な方法は「生産性向上」だということです。

厚生労働省は時間当たりの労働生産性という言い方をしていますが、これは従業員一人が、1時間当たりに稼ぐ粗利益高ということです。一人一人が1時間あたりの稼ぐ粗利を増やさない限り、賃上げ原資を増やすことはできません。逆にこの生産性が高まれば、賃上げ原資を増やすことができるのです。

今、この生産性は社員間で大きく差が開いていることをご存知でしょうか。つまり、生産性の高い社員と低い社員がいるのです。その生産性の高い社員のやり方を全社員で共有化することが、全社員の賃金を上げるベストな方法なのです。この生産性の高い社員のやり方を今すぐ全社員に教育をし、そして社員がお互いに協力し合って賃上げ原資を獲得してもらいたいと思います。

そのためにも具体的な賃上げ額の計算式は示さなければなりません。それによって全社員が協力して生産性を上げる会社になるでしょう。チャレンジして頂きたいと思います。


第102話 新しい部署に異動になったら昇給・賞与は下がりますか?

2022-03-15 [記事URL]

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3月決算の会社は、4月に人事異動を行うことが多いと思います。

社員は異動によりさまざまな職種の仕事を経験することで、徐々に自身の適性が分かってきます。例えば「営業職」から「生産職」や「企画職」といった、全く別の職種の部署に人事異動することで、今まで想像していたものと実際の仕事内容は大きく異なると初めて知ることもあるでしょう。

欧米のジョブ型雇用と違って、日本はメンバーシップ型雇用で現在採用しているため、入社してからさまざまな職種を経験できることは社員本人にとっても良いことだと思います。

この職種間異動に関して、考えなければならないことが一つあります。それは異動した社員の昇給・賞与についてです。

仮に、会社に成長シートがあったとします。成長シートは各部署それぞれの優秀な社員をモデルにしてつくられており、その点数(成長点数)で社員の成長の度合いを計ります。

Aの部署でとても優秀な社員が、Bの部署に異動します。今のA部署の成長シートでは成長点数が80点ですが、新しいB部署に行って仕事に取り組み始めた時、B部署の成長シートでは成長点数が20点(スタート時の成長点数)になる可能性があります(もっとも、我が社の社員として守ってほしい勤務態度は部署によって変わることはありませんので、スタート時から成長点数が40点以上となるケースもあるでしょう)。A部署の成長点数をそのまま引き継いで80点からスタートすることはありません。A部署とB部署の成長シートの内容が異なるからです。

このとき、成長点数で昇給・賞与を決める仕組み(賃金制度)を運用していた場合、「職種が変わって成長点数が下がった時の昇給・賞与はどうなるのか?」と社員は心配します。

私はその会社の人事制度構築のアドバイスをする時に「新しい部署に異動したら昇給・賞与は減りますか?」と経営者にお聞きします。経営者が「いいえ、チャレンジによってその社員がさらに大きく成長することを期待して異動してもらいますので、昇給・賞与を下げることはありません」と答えたとすると、この会社は昇給・賞与を決める時には、異動前の成長点数80点で昇給・賞与を決めていたということです。今まで決めていたことを、問題がないのに変更してはいけません。もちろん、異動後は新しい部署の成長シートで評価をしますが、あくまでそれは社員の成長を確認し指導するために活用します。

全ての会社の人事制度は「どうやったらうまくいくのか?」ではなく、「現在やっていること(評価・処遇)」を可視化して構築します。今回の会社の場合は「成長確認をする成長点数」と、「処遇(昇給・賞与)を決める時の成長点数」は違うことを可視化し、仕組みにしました。

現在やっていることを仕組みにすることからスタートです。そしてその後、仕組みを運用しながら問題があったら見直しをしていきます。

人事制度の導入とは、仕組みとして可視化して社員に説明することを意味します。「どうやったら正しいか?」という“仮定”ではなく、「今までどうやってきたのか?」という“前提”を可視化するということ。これができなければ社員にとって訳の分からない、運用できない人事制度になります。この点は特に注意が必要でしょう。

人事異動の時期になるとこのような質問が一気に増えます。参考にしてください。


日本経済新聞にポケットブックの広告が掲載されました!

2022-03-09 [記事URL]

本日3月9日の日本経済新聞一面に、弊社代表 松本順市のポケットブック『誤解して退職している社員を100%食い止める方法』の広告が掲載されました!

3月9日日経新聞

 

追記:おかげさまで人事・労務管理部門において第1位を獲得しました!(3/9)ありがとうございます!

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第101話 ベースアップは今の時代も必要ですか?

2022-03-08 [記事URL]

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現在、マスコミから各大手企業の春闘労使交渉についての報道が続いています。その中で、ベースアップの実施企業の割合も合わせて発表されています。2022年のその割合は昨年より増えそうです。

この大手企業の動向を参考にして、ベースアップを行いたいという中小企業の経営者が一定の割合でいます。

日本全体として、今までの傾向で考えればそれも頷けます。もともとベースアップは消費者物価指数や、労働力の需要と供給の関係、または生産性の向上とさまざまな理由で行われてきたものです。その中で一番中心となる要因は、やはり消費者物価指数でしょう。

賃金を30万円支給されている人が、仮に消費者物価指数が2%アップすれば6,000円分の可処分所得が減る可能性があります。これでは生活が厳しくなりますので、社員からすれば6,000円分ベースアップの要求になるでしょう。企業もその消費者物価指数を参考にベースアップしてきた過去があります。

しかし、総務省統計局の消費者物価指数(総合)のデータを見ると、2015年は前年比0.5%アップ、2020年は前年比0%と変わらず、2021年には前年比0.2%ダウンという結果が出ています。

仮に消費者物価指数を基にベースアップするのであれば、消費者物価指数が下がったときにはベースダウンしなければなりません。このベースダウンの話は当然今まで出てきたことはありません。もし実施したら、社員からの反対は必然でしょう。だからこそ、消費者物価指数を基にしてベースアップをしてはいけないと考える経営者もいるでしょう。

ここで考えておくべきことは、ベースアップをするにしても昇給をするにしても、この賃上げをするための原資は同じところから出ていることです。そのため、中小企業の場合は、経営環境の変化で社員に一律にベースアップすることよりも、昇給をどのように決めるか、明確にすることが大事でしょう。

この昇給は「企業の業績」と「社員の成長」によって決めることができます。社員の成長は基本的に成長等級と成長点数の二つのデータで確認することができます。これによって、昇給を実施する1年前の時点で、昇給の決め方について明確に説明することができます。

ベースアップを労使交渉や消費者物価指数で決めるよりも、会社の業績に合わせて昇給原資を決め、そして社員の成長に伴って昇給金額を決めていく方が、納得できる説明を社員にすることができるでしょう。

この昇給額は交渉ではなく、仕組みによって決めることがベストです。社員にとっても安心です。そしてこの仕組みがあれば、社員はこの先自分の40年間の賃金がどうなるのかも分かります。

労働人口が減っていく日本において、ベースアップの役割はほぼ終わったと考えていいでしょう。その一方で社員の昇給がどう決まるかを仕組み化して、交渉をせずに昇給が決まるような仕組みが求められるようになりました。

この仕組みをつくることは、社員の定着率を高めるためにとても重要な仕組みといえます。


滝澤木材有限会社様(木材製材および木材製品・建材製品販売 福島県)

2022-03-02 [記事URL]

「成長塾で学んだ人事制度を導入したところ社員が大きく成長。仮運用の段階から仕事の質や日々のコミュニケーションの質が上がりました。今から本格運用が楽しみです」滝澤木材有限会社 代表取締役 滝澤俊文 氏(写真)」

「業績を向上させる人事制度」という言葉に惹かれて成長塾に参加した、滝澤木材有限会社の代表取締役 滝澤 俊文 氏は、成長塾での教えを活かして、粗利益率や定着率を大きく改善させました。そこで同氏に、その経緯や効果について詳しく伺いました。

●会社プロフィール
社名 滝澤木材有限会社
所在地 〒965-0844 福島県会津若松市門田町大字一ノ堰字村東297
資本金 5,000,000円
設立 昭和30年
事業内容 木材製材および木材製品・建材製品販売
URL https://takizawamokuzai.com/

 

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1.福島県会津若松市にて木材や建材製品などを販売する老舗企業

―― 滝澤木材の会社概要をお聞かせください。

滝澤木材様の木材を製材されている写真
工場内では日々、経験のある職人が丸太から建材となる板や柱を製材している

福島県の会津若松市にて、木材の製材や木材製品、建材製品の販売を行っている会社です。

87年前の昭和9年に、私の祖父・滝澤安男が創業しました。その頃は、山の伐採をして東京に原木を販売していましたが、戦後になってからは、製材工場として国産材や外材を丸太で仕入れて製材し、それを地元の工務店や建設関係の施工店に向けて販売する、現在のスタイルになりました。

基本的にお客様は地元の企業ばかりですので、距離の近さを活かした細やかな対応を行ったり、高品質・高性能の商品を取り扱う事で、価格の安さではなく別の部分で付加価値を持たせている点が特徴です。

―― 近年の製材業界の需要はどうなっているのでしょうか?

住宅着工数が少しずつ減少しており、工務店の数も減ってきているため、マーケット自体は減少傾向にあります。
ただし国内の木材資源は毎年2000万立法メートルずつ増えており、その木材を活用するために、国の政策として、高性能の機械導入に補助金を出したり、コンクリート建造物の内装や3階以下の建造物に木材の使用を推奨したりと、製材業界を取り巻く状況は変わってきています。
また当社もありがたい事に売り上げを下げずに頑張って横ばいを続けております。

2.「社員が成長し業績を向上させる人事制度」に惹かれ成長塾を受講

―― 成長塾を受講した背景をお聞かせください。

私が代表取締役を引き継いだ2011年頃の当社は、売り上げが落ちてきたにも関わらず、3億6000万円もの借入金がある状態でした。そのため代表になった当初は、とにかく借入金の返済で頭がいっぱいになっていました。
返済のために経費を徹底的に削減し、それだけでは足りずに社員の給料を下げた事で、疲弊して退職してしまう社員も出てしまいました。

しかし様々な経営者の方々の著作を読むと、その多くには「会社の目的は社員を幸福にすることだ」と書いてあります。そうした教えを見る度に、私はだんだんと自分の経営姿勢が恥ずかしくなってきました。社員を幸福にするにはどうすれば良いのか、たくさん悩んだ挙句、社員全員の給料を1割アップすることにしたのです。
赤字になる事は分かっていましたが、社員の生活を良くするため、また自分を逃げ場のない場所に追い込むためにも、賃上げに踏み切りました。

それでいよいよ、なにかで結果を出すしかない状況となった時に出会ったのが、松本先生の本だったのです。
その『社員が成長し業績が向上する人事制度』という本は、経費削減をやり尽くし、業績を上げなければならない段階に来ていた当社には、まさにピッタリの内容でした。
またちょうど、昔ながらの町工場だった当社をもっと近代化させるため、人事制度の構築に取り組みたいと思っていた方向性にもぴったり合致しました。

もっと松本先生の教えを学びたいと、すぐに日本経営合理化協会が出している講演CDを購入して楽しく拝聴させていただき、また「日経トップリーダー」が主催したセミナーも受講して、人事制度の基本を学ばせていただきました。
その結果、さらに深く学びたい、もっとちゃんと人事制度を作りたいと思い至り、2019年9月から開催された186期の成長塾を受講しました。

⇒成長塾についてはこちら

3.人事制度導入による改善で粗利益率が3.5%アップ!

―― 人事制度の導入後、どのような定量的効果を得ることができましたか。

2011年3月~2012年2月をBefore、2020年3月~2021年2月をAfterとし、成長塾受講前後を比較した定量的成果を以下に示しました。

滝澤木材様の定量的成果の表
(クリックで拡大します)

成長シートは本格運用前で、まだ9名中2名の社員に向けたフィードバックしか行っていない段階にも関わらず、大きな効果を得る事が出来ました。

まず粗利益率が、22.9%から26.5%と大きく上昇しました。これには驚きました。
成長シートを作る段階で、粗利益や回収率がどのくらい必要かという数値がはっきりしたので、それを2名の社員と共有した事と、価格の決定を社員ではなく私自身が行うようにした事が功を奏しました。これまで「安くしなければ売れない」というデフレマインドが強かった社員たちが、付加価値をつければ安くしなくても売れるという考え方になってくれると共に、会社全体の利益の事も考えてくれるようになった事が良かったですね。

また定着率は、50%から100%と大幅に上がりました。信じられない結果です。これはフィードバックだけでなく、有給休暇や休日を増やした事も大きいと思います。さらには105日から130日と年間休日が大幅に増えたのに、これまでと同じ仕事量をこなさなければならない事もあって、社員が生産性を考えて働いてくれるようにもなりました。
そうした社員の成長のお陰で、休日が増えたにもかかわらず、残業時間は最大15時間から最大2時間へと大幅な短縮が実現出来て、非常に働きやすい環境になったと感じています。

4.社員が成長しより質の高いコミュニケーションを実現

―― 成長シートの仮運用や社員へのフィードバックの結果、数字以外で定性的な効果がありましたら教えてください。

滝澤木材様の社員の皆様(写真)
フィードバックによって、社員のマインドはより前向きに変化

社員とより質の高いコミュニケーションが取れるようになりました。仕事上では、積極的に見積りの段階から相談してくれるようになりましたし、仕入先を自分から探してくれるようになりました。
またお酒の席では、愚痴や不満を聞く事が多かったのですが、今では「こういう利益を得るために、こうしましょう」など前向きな提案をしてくれるように変わりました。

まだ全社員にフィードバックしていませんが、成長したその社員たちを見て、他の社員のコミュニケーションの質も上がってきたんですよ。今から、新しい人事制度を全社員に向けて本格運用させるのが楽しみです。

ただそのためには、私自身の働き方を変えていかなければなりません。営業、製造、総務経理の3部門で成長シートをつくり、毎月どこかの部門を評価、フィードバックして、データ取りや集計なども行うとなると、多くの時間をそのことに割かれるためです。
そのため今後は、これまでのように最前線で業務に関わり続ける事を少し控える必要があると考えています。

5.まるでいつでも連絡が取れる優秀なコンサルタントがいてくれる感覚

―― 人事制度を構築していく中で、どんなところに苦労しましたか?

成長シートの作成と運用プロセスに苦労しました。

運用プロセスについては、スケジューリングなど、あらゆる事を自分で考えながら、手探り状態でやらないといけない点が大変でした。迷う事も多かったですね。

成長シートの作成にも苦心しました。当社だけのシートが出来上がる分、自分でイチから作り上げなければならないためです。
結局、松本先生から合格をいただけるまで、1年半くらいかかりました。ただその分、松本先生からたくさん力強いアドバイスや修正をいただけたので、そこは本当に助かりました。

―― 相談しながら成長シートの作成を進めて行かれたのですね。

はい。当社の規模や業種に合わせて、適切な成長シートになるように助言をくださったので、ありがたかったですね。
また成長シートについてだけでなく、なにか困った事があったらその都度、相談もさせていただいていました。成長塾はフォローアップ体制がしっかりしていて、質問があって問い合わせをすると、すぐに回答してくださいます。松本先生だけでなく、社員の皆さんの対応力も非常に高いですね。
いつでも連絡が取れる優秀なコンサルタントがいてくれるような感覚です。

6.細かなサポートを受けながら自社独自の人事制度がつくれる点が魅力

―― 新たな人事制度の導入を考えている企業、経営者に向けてメッセージをお願いします。

松本先生のように、具体論に落とし込んで人事制度の深い部分まで教えてくださる方は、他にいないと思っています。細かなサポートを受けながら、自分の会社の実態に合った人事制度を作り上げられるので、オススメです。

人事制度構築に関してのアドバイスを伝えるとしたら、ぜひ成長塾を受講して楽しみながらつくっていただきたいですね。
松本先生は良く「最初から100%良いものをつくろうとしたらダメですよ」と仰います。この言葉通り、まずはやってみて、少しずつ運用しながら改善していくと良いのではないでしょうか。
そうして自分自身や会社が成長し、社員が変わっていく実感を得られると、人事制度の構築はどんどん楽しくなっていきます。私自身も、日々楽しく取り組んでいます。

7.40年先を見据えた会社の未来のためにも成長塾の人事制度は必須

―― 最後に今後の展望についてお聞かせください。

私は、会社の状況をいくつかの期に分けて考えています。
私が会社を継いだ2011年からの10年間を、悪化していた財務状態を元に戻すまでの「回復期」、そしてこれからの10年を、人事制度の改善も含め、成長のために力を付ける「導入期」、さらに「成長期」、「発展期」と40年近くを掛けて、会社を大きく成長・発展させていくつもりです。
その礎作りのために、今後もぜひ成長塾と松本先生には、力をお貸しいただければと思っています。

滝澤社長

滝澤木材様、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。


滝澤木材有限会社様のホームページ
※ 取材 2021年11月


4/4(月)~4/8(金)の営業について

2022-03-01 [記事URL]

弊社では誠に勝手ではございますが、下記の期間中、社内研修のため、通常の業務をお休みさせていただきます。

◆ 休業期間 2022年4月4日(月)~4月8日(金)

期間中はお電話をお受けすることができません。折り返しご連絡させていただきますので留守番サービスへ伝言をお残しいただくか、メールフォームからお問い合わせください。

各種お申込みや商品の発送につきましては順次対応させていただきますが、通常よりも日数がかかる場合がございます。ご了承ください。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご不明な点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


第100話 今、経営者が社員に一番優先して教育しなければならないこと

2022-03-01 [記事URL]

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最近のテレビコマーシャルや雑誌等を見ていると、賃金を上げるためには転職が必要であるようなイメージの転職サイト広告が多いと感じます。

確かに、転職してさまざまな会社で仕事を経験することで、視野を広められることは間違いないでしょう。その点においては、転職をして学ぶことは決して無駄ではないと考えます。

しかし「転職すれば賃金がアップする」ことについては、大きな誤解があります。転職すれば必ずしも賃金がアップするわけではありません。前の会社より高い賃金で採用されたとしても、生涯賃金の視点から見ると、転職により低くなる可能性があるからです。

転職して同じ職種に就いたとしても、会社によって細かい仕事内容は異なります。つまり、Aという会社で優秀だと評価された社員が、Bという会社でも優秀だと評価されるとは限りません。
優秀だと評価されるAの会社で働き続けた方が、最終的な賃金は高くなることは想像に難くないと思います。

社員を評価する違いは、成長シート(その会社で優秀な社員をモデルにしてつくったもの)を比べれば分かります。今まで1,331社の成長シートを見てきましたが、業種は同じでも同じ成長シートは一つもありませんでした。

採用する側は前の会社の評価をそのまま鵜呑みにしてはいけないのです。応募者の前の会社の評価を聞き、優秀だと思って採用した中途社員が、思ったほど力が発揮できないことは、多くの会社で常々実感しているでしょう。

ただし、面接時に前の会社に成長シートがあれば持ってきてもらい、成長点数を聞くことで、前の会社でどのような評価をされていたのか、そして我が社で採用したときにどのくらい活躍してもらえるか、参考にすることはできるでしょう。

この評価の違いがあることを知らない社員は、さまざまな転職の情報を聞くたびに「転職を繰り返すことで徐々に賃金が上がる」と誤解している場合が散見されます。安易にその広告に乗って転職を決めてしまったら、その社員の人生にとってプラスにはならないでしょう。

そうならないためにも、前もって社員に教育しなければならないことがあります。それは「今の会社でさまざまな仕事をしながら自分の適性を見極め、そして優秀になっていくことで賃金が上がる」と明示することです。

欧米と違い、日本では一つの職種で転職を繰り返しながら賃金を向上させ続けることは難しいと言わざるを得ません。なぜなら、日本では一生一般職層(プレーヤー)として仕事をするのではなく、一般職層で優秀であれば次は中堅職層にステップアップし、部下を成長させる仕事に携わります。その成長に応じて賃金が増えていくのです。この考え方を日本のほとんどの経営者が持っています。

賃金を上げるために転職を繰り返すよりも、一つの会社で一般・中堅・管理職層と成長する方が将来的な賃金は高くなると社員に説明しなければなりません。社員はじっくり腰を据えて成長することになるでしょう。

私の前勤務先の定着率は、44年前の入社当初は70%でした。しかしその後、人事制度によって「我が社で成長することで生涯賃金が増える」と明確に説明できるようになったことで、定着率は95%までアップしました。その後、社員の定着とともに社員が確実に成長していき、業績が向上しました。

日本では最近、社員の定着率はさらに低下していくだろうという風潮が高まっています。正しい教育が、中小企業の経営者に今最も求められていることだと考えてください。

今年の新卒社員の採用時の教育はここからスタートです。


第99話 2019年以降の優秀な営業社員は生産性が高い社員

2022-02-22 [記事URL]

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3月開催の社長・役員向けセミナーは満席となりました。
ありがとうございました。
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今までの日本では、成果の高い社員は優秀な社員と褒められていました。この成果の高い社員の特徴の一つに「がむしゃらに仕事をしていた」ということがあるかもしれません。

優秀だと褒められていたある社員は、残業を厭わずに仕事をしていました。さらに、休日出勤も嫌がらずにしていました。つまり、長時間労働と引き換えに高い成果を出していたのです。
この実態から、高い成果を得るためには残業をすること、そして休日出勤をすることが条件のように思え、そうした社員を褒める習慣が日本では長く続いてきました。

しかし、本当に優秀な社員は「成果の高い社員」ではなく、「生産性の高い社員」であることを明確に、そして数字で語ってこなかったことが今大きな問題になっています。

今まで、人事制度の構築支援をしてきた会社で、営業社員の賃金の中に固定残業代を支給している確率は80%以上という現実があります。これは「通常の所定内労働時間ではとても高い成果を上げることはできない」という意味合いで出しているのでしょう。これが営業社員の生産性を下げる結果になっていることに気がついていません。

例えばカーディラーで、月間20台販売しているA社員と、月間19台販売しているB社員ではどちらが優秀でしょうか? これは誰が見ても月間20台販売しているA社員となるでしょう。しかし、これに1台販売するのにかかった時間(生産性)を出すと、そうとも言えないのです。

A社員は残業含めて300時間で20台を販売しています。B社員は残業含めて200時間で19台を販売しています。生産性を出すとA社員は15時間で1台、B社員は約10時間で1台販売しています。どちらが優秀か、生産性を考えれば明らかにB社員の方が優秀なのです。

このB社員があと100時間残業したらどうでしょうか。さらに10台売れることは計算上はっきりと分かります。大事なことは成果を上げるのではなく、生産性を上げることです。生産性を上げる考え方を会社の中に取り入れれば、いつかは200時間で19台から170時間で19台を販売できるようになっていくでしょう。

この生産性が高い社員が優秀だという評価の仕方が、ほとんどの会社の評価の中には入っていないのが現状です。生産性の高い社員を優秀だと認め、そしてその生産性の高い社員をモデルにして、成長シートをつくることが求められるようになりました。

実はこの考え方を持つと、営業社員は原則的にエンドレスで成果を上げることが可能になります。今までのように残業をして成果を上げるやり方はどこかで必ず問題が出てきます。今の長時間労働によって成果を上げていることは、この先会社にとっても本人にとっても利益はありません。大きく舵を取る時が来たと言えるでしょう。

生産性の高いやり方を共有化するだけで、会社全体がとんでもなく高い生産性を実現することができます。

私はそのやり方で人時生産性2,600円から5,600円にすることができましたが、これは生産性の高いやり方を共有化した結果に過ぎません。全ての社員が優れたやり方を共有化する組織は、今後の時代に生き残ることができる会社と私は断言します。

どうぞ生産性向上に取り組んで下さい。


第98話 基本給をベースに決める賞与や退職金はとても不公平

2022-02-15 [記事URL]

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人事制度をつくった会社、特に賃金制度をつくった会社は、その制度をつくるときに間違ったつくり方をしていることに気がついていない場合が多くあります。
特に賞与や退職金を、基本給をベースに計算している会社は、ある大きな問題を抱えていることに気がついていないため、この問題は現在もずっと存在しています。

日本のほとんどの企業は、賞与の計算や退職金を「基本給」を基にして計算しているでしょう。基本給の構成する項目は仕事給や属人給です。その合計である基本給をベースに、賞与や退職金を計算しているケースがほとんどです。

例えば賞与の場合には、基本給に1か月や2か月掛けるという計算をしているでしょう。退職金は基本給に、勤続年数を基に決めた勤続係数をかけて計算していることが一般的です。このこと自体に問題があるとは誰も思っていないでしょう。

しかし、気づかないままその計算を続けていることでどれほど社員間に不公平を生じさせているか、その事実を知った経営者は驚きを隠せません。
それは、中途採用の賃金の決め方が正しく行われていないからです。

中途社員を採用するときのことを思い出して頂くとよく分かります。優秀な社員を採用したいと思う経営者は、当然ながら優秀な社員には高い賃金を支払ってもいいと思っています。これは通常の考えでしょう。

ところが中途採用の場合、ほぼ100%と言ってもいいぐらいに賃金が払い過ぎになっています。そしてどのくらい払い過ぎになっているかを知らない経営者がほとんどなのです。

ある会社では中途社員Aさんに、基本給30万円のうちなんと5万円を払いすぎていました。この基本給30万円は、本来支給する25万円と払いすぎている5万円の合計で30万円になっていますが、採用時に賃金を30万円と言ってしまった以上、思ったほど仕事ができないからといって25万円に引き下げる交渉をするのは無理です。

ところがこのことを社員に説明することができないまま、夏の賞与を1か月支給したらどうなるでしょうか。基本給の30万円に1か月を掛けて30万円の賞与になります。基本給の中の5万円は払い過ぎですから、賞与も5万円払い過ぎていることに気づいていません。
ただし、ENTOENTO式賃金制度をつくるとこの事実がはっきりと分かります。

そして退職金の計算でもそうです。この30万円の中に仮に5万円の払い過ぎの金額があるとすれば、これに例えば勤続係数20年を掛けて100万円という過払い退職金を支給することになります。

それでいいでしょうか?

払い過ぎていない社員は正しい退職金の支給ですが、この毎月の賃金を5万円払いすぎている社員に対しては100万円多く支給することになります。これではあまりにも不公平です。

もっとも、この事実を知れば経営者自身も納得しないでしょう。
ENTOENTO式賃金制度をつくれば、スグに解決できます。
経営者の考えをそのまま賃金制度にすることにより、払い過ぎている毎月の賃金の問題をどう解決したらいいか明確になり、なおかつこの賞与や退職金の計算も、このような問題のある支給の仕方をしなくてもよくなります。

社員の不平不満を解消することはとても大事ですが、経営者もこういった事実があることを知って経営者の納得する賞与や退職金の支給の仕方へ改善してもらいたいと思います。


第97話 「なぜ挑戦する社員がいないのだ」と悩んだときに確認すること

2022-02-08 [記事URL]


最新セミナー情報
成長塾第200期達成記念の社長・役員向けセミナーは満席となりました。
ありがとうございました。
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いよいよ、環境の変化に適応する企業が増えてきました。これは世界的な流れでしょう。

モノを売らない百貨店、ラーメン自動販売機を設置したラーメンチェーン店、オンライン飲み会用の食事提供にシフトする居酒屋などなど。今までの固定概念を壊す新しい取り組みがどんどん始まっています。

ほとんどの経営者は、今の環境に適応すべく新しいチャレンジを始めていることでしょう。そんなチャレンジをしている経営者から、次のような相談をよく受けます。

「うちの社員は新しいことに挑戦しません。どうしてでしょうか?」

この経営者は、挑戦しないことを社員本人の問題として捉えています。実はその本質的な問題は会社側にあることに気がついていません。

大手企業を中心に、社員の評価を「減点主義」でしている会社がとても多いのです。つまり、失敗するとその社員の評価は下がります。そうなれば「減点されたくないから新しいことに挑戦するのは控えよう。毎日を失敗なく過ごすことが自分の評価を高めることになる」と社員が考えるようになることは必至です。

これほど環境変化が激しい時代に、今のままでは生き残ることは難しいことは分かっています。その変化に合わせてお客様の変化するニーズにどのように対応していけばいいか。自分の仕事を通じて考えることはとてもワクワクして楽しいはずです。もし、挑戦する社員がいない場合は、この減点評価が原因であることに早く気がつく必要があるでしょう。

多くの会社では、社員を評価するためのツールとして評価シートを使っているでしょう。しかし、実際にその評価シートで決まった評価点数で処遇(昇給・賞与・昇進・昇格)を決めている会社が日本にどれだけあるでしょうか。そしてその決まった評価を社員本人にフィードバックしている会社はどれだけあるでしょうか。この問題の大きさを今の日本企業の停滞、特に生産性の低さが物語っています。

今すぐやるべきことは、社員に「当社は今後、減点評価をやめます」と高らかに宣言することです。

そもそも、経営者が組織の中で一番失敗が多いと思いますが、もし経営者が失敗が嫌だからといって挑戦しなかったら、その会社の明日はないと考えても良いでしょう。経営者が失敗するのですから社員も失敗するのは当然です。どちらも成功の確率は2、3割でしょう。そして成功したことを全社員で共有化して取り組めば良いのです。

しかし、「当社はこれから、挑戦して失敗してもマイナス評価はしません、どんどん挑戦してください」と発言しても、評価と処遇のプロセスを可視化しない限り、社員は誰もそのことを信じません。それが今の人事制度の問題です。

ただし、この問題はすぐ解決します。社員に「マイナス評価はやめる」「成長点数は減点せずにそっくりそのまま処遇に反映させる」ことを宣言し、可視化してください。

驚くほど社員が挑戦的になるでしょう。

この可視化を先送りすれば、気がついたときには「時既に遅し」となるでしょう。そうならないためにも、今すぐ評価と処遇の可視化をしてください。それが、経営者の最重要課題です。


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